スタバでPCを開いて、クールに働いているイメージが強いWeb制作フリーランスに憧れを抱く方は少なくないでしょう。
「でも実際のところWeb制作フリーランスはどんな仕事をしているの」や「Web制作フリーランスになるにはどうすればいいの」と悩んでいる方は多くみられます。
そこで今回は、Web制作フリーランスに関する疑問や悩みを解決し、自由に働けるWeb制作フリーランスになれる内容にしました。
以下では、Web制作フリーランスになる上で非常に重要なことから始まり、具体的な仕事内容や必要なスキル、Web制作フリーランスになる方法、稼ぐコツなどについて詳しく解説していきます。
最後まで読んでいただければ、あなたが理想とするWeb制作フリーランスになることができるので、ぜひ最後までご一読ください。
Web制作フリーランスになる上で必要なこと
実はWeb制作フリーランスは、稼げるWeb制作フリーランスと稼げないWeb制作フリーランスに分けらます。
以下では、稼げるWeb制作フリーランスになるためにはどうすればいいのかについて詳しくお伝えします。
ほとんどのWeb制作者が自由とかけ離れた不安な生活をしている
まずここでは、稼げないWeb制作フリーランスの実態を明らかにしていきたいと思います。
実はWeb制作フリーランスのうち、稼げないWeb制作フリーランスは9割もいると言われています。
実際私の周りのWeb制作フリーランスを見ても、稼げていない方がほとんどです。
そのような、稼げていないWeb制作フリーランスの共通点は、以下の2つです。
- 単発案件
→毎回単発で終わってしまうと、その度に新規契約を求めて営業をしなければなりません。
しかし、たくさん営業をしても全てが契約してもらえるわけではありませんし、むしろ契約してもらえないことがほとんどです。
そのため、営業で消耗する上に稼げないという状況に陥ってしまうのです。 - 低単価案件
→低単価案件だと大した収入になりません。
仮に2万円の低単価案件で、月に20万円稼ごうと思うと10個もこなさなければいけないです。
1案件あたりかかる時間が、30時間だとすると1日10時間作業しなければなりませんし、時給換算すると667円になります。
このように低単価案件だと、時間の割に全然稼ぐことができません。
私もフリーランスの初めの頃は、単発・低単価案件だったのでかなり疲弊しました。
高単価な仕事を続々依頼されるWeb制作者になる秘訣
稼げないWeb制作フリーランスがほとんどと言いましたが、高単価案件を継続的に受注して稼げているWeb制作フリーランスがいるのも事実です。
ではなぜ、稼げるWeb制作フリーランスは高単価案件を継続的に依頼されるのでしょうか。
多くの方は、単純にWeb制作のためのスキルレベルが高いからだと思っているでしょう。
しかし実は、スキルの高さは関係ないんです。
スキルが高くないのに稼げているWeb制作フリーランスは、仕事獲得の仕組みが作れているだけなんです。
お客様に選ばれる仕組みを作るべき
仕事獲得の仕組みを作るができれば、お客様からの仕事の依頼が途切れることがなくなります。
何件も仕事が依頼されるようになるため、こちらから仕事を選ぶことができるようになり、高単価案件も請け負うことができるようになるのです。
仕事獲得の仕組みさえ作ってしまえば、安定的に高収入を得ながら、時間に縛られずに働けるフリーランスになることができます。
その仕事獲得の仕組みこそが、マーケティングです。
マーケティングを最短最速で習得したいのであれば、間違いなく実践の中で身につけるのが1番です。
しかし、現状存在するマーケティングを取り扱った書籍やスクールの教材のほとんどは座学でしか学ぶことができません。
そのため、マーケティングを学んでも実際に使いこなすことができず、ただ時間とお金を無駄にしてしまっている方が多くいます。
そこで今だけ特別に、マーケティングを実践の中で習得できる無料の5日間講座をご用意しました!
Web制作フリーランスの仕事の流れ
稼げるWeb制作フリーランスになれる方法は分かったけど、具体的にWeb制作フリーランスって何をしているか知らない人も多いでしょう。
以下では、Web制作フリーランスの具体的な仕事内容を6つに分けて詳しく解説していきます。
- 案件受注
- ヒアリング・契約
- デザイン・コーディング
- 確認・校正
- 納品・公開
- 請求書・支払い
1.案件受注
まずは、Web制作フリーランスとして働くには、当然ですが仕事を獲得しなければなりません。
案件を獲得する方法としては、Web制作会社や飲食店、美容室などの個人店舗に営業する方法や、クラウドソーシングサイトを利用する方法があります。
これらの方法については、後ほど詳しく解説しますね!
2.ヒアリング・契約
案件を獲得できたら、クライアントからヒアリングを行います。
せっかくWebサイトを制作しても、クライアントのニーズが満たされていなければ、トラブルの原因になります。
以下にヒアリングすべき項目をまとめおいたので、ぜひ参考にしてください。
- サイトに関する基本情報
- 依頼目的
- ターゲット
- デザイン
- Webサイトのページ数や機能
- 素材(Webサイトで使用する画像や写真、ロゴなどをどちらが用意するか)
- サーバー・ドメインの契約状況
- 予算
上記の各項目に関して、全てのクライアントの条件を受け入れることは難しいことがほとんどであるため、代替案を用意して提案するようにするといいでしょう。
お互いに合意が確認できたら契約を結びましょう。
3.デザイン・コーディング
契約後は早速制作に取り掛かります。
打ち合わせ通りの成果物になるように、デザインやコーディングを行いましょう。
Web制作において重要なことは、ググリ力とも言われます。
分からないことがあっても大抵はネット上に情報が転がっている、様々な検索ワードを使って徹底的に調べるようにしましょう。
4.確認・校正
デザインとコーディングによる制作が完了したら、クライアントに確認をしてもらいます。
クライアントから修正をお願いされたら、すぐに修正をして再度確認してもらいましょう。
修正の回数は予め打ち合わせの段階で決めておくことをおすすめします。
そうしなければ、何回も修正を要求され、いつまでたっても完成しないという状況に陥ってしまう可能性があるためです。
5.納品・公開
修正が終わり、クライアントからOKサインが出れば納品をします。
自分でサーバーと呼ばれる場所にファイルをアップロードすることで、制作したWebサイトが閲覧できるようになったところで、納品完了です。
デザインかコーディングだけを請け負った場合は、ファイルをクライアントに送ることで納品完了となるケースもあります。
6.請求書・支払い
納品まで終わったら請求書を発行します。
クライアントから支払いを受けたら、領収書を発行し終了となります。
意外とWeb制作フリーランスってやることが多いなと感じた方も少なくないでしょう。
ですが最も時間がかかるフェーズはデザインやコーディングですので、作業スピードを上げてそこの時間を短縮できれば、納品までの時間を短くすることが可能です。
また制作の工程に時間を費やすために、他のフェーズをいかにスームーズに進められるかも重要になります。
Web制作フリーランスの平均収入
Web制作フリーランスの平均年収は300万円〜400万円ほどと言われています。
意外に少ないと思った方もいるでしょうが、年収1,000万円以上のWeb制作フリーランスがいるのも事実です。
年収1,000万円以上のWeb制作フリーランスは、先ほどお伝えした「お客様に選ばれる仕組み」を作ることができている方がほとんどです。
ですので、同じように稼ぎたい方は「お客様に選ばれる仕組み」を構築するといいでしょう。
Web制作フリーランスになるための必要なスキル
Web制作フリーランスになるために必要なスキルは以下の通りです。
- HTML
→文字、画像、リンク、表などWebページに必要な部品などを配置できる言語 - CSS
→HTMLをデザインできる言語であり、HTMLで記述した文字や画像のサイズ、配置などを調整することができる - Javascript
→文字や画像などにアニメーション(動き)をつけることができる言語 - PHP・WordPress
→Webサイトを簡単に作ることができるシステムがWordPressであり、WordPressを構築するための言語がPHPである
HTMLやCSSは比較的簡単に習得することが可能です。
JavascriptとPHP、WordPressは少し難易度が上がりますが、根気強く学習を続ければ誰でも習得することができます。
Web制作フリーランスになるための7ステップ
ここまでWeb制作フリーランスに関することについて、詳しく解説してきました。
ここからは、Web制作フリーランスになるにはどうすればいいのかについて、7ステップに分けて解説していきます。
- Web制作の基礎知識を身につける
- Webサイトを模写する
- PHPとWordPressを身につける
- WordPressの自作テーマを作成する
- ポートフォリオを作成する
- 案件を獲得してこなす
- フリーランスとして独立する
1.Web制作の基礎知識を身につける
ここで言うWeb制作の基礎知識とは、先程ご紹介したHTML、CSS、Javascriptです。
これらの言語は、HTML→CSS→Javascriptの順で学ぶといいでしょう。
この3つを身に付ければ、Webサイトを作ることが可能です。
上記のスキルであれば、学習サイトを利用すれば月額1,000円程度で独学で身につけることができます。
以下に有名な学習サイトを記載しておいたので、ぜひ参考にしてください。
2.Webサイトを模写する
Web制作の基礎が身に付いたら、次は模写に移りましょう。
模写というのは、すでにWeb上に公開されている企業などのWebサイトと同じものを作ることです。
実際に習得したスキルを使って制作することで、よりスキルを定着させることができます。
ここで注意点として、初めは自分ができそうなレベルのWebサイトを選ぶようにしましょう。
いきなり複雑で難しそうなWebサイトの模写に挑戦すると、挫折の原因になってしまう可能性が高いからです。
また、ある程度模写ができるようになったらすぐに次のステップへ進むようにしてください。
どれだけ模写ができたとしても、実際の案件をこなせなければ意味がありませんからね。
3.PHPとWordPressを身につける
模写を終えたら、PHPとWordPressの学習に移りましょう。
世界中のホームページの約3割がWordPressを使って制作されてるほど、WordPressはWeb制作には欠かせないものとなっています。
そのため、Web制作の案件はWordPressを使った案件が多く、WordPressができるかできないかだけで受注できる案件の幅と単価が大きく変わってくるのです。
実際クラウドソーシングサイトの案件を確認したところ、WordPressなしでできる案件は1万円〜5万円なのに対し、WordPressありの案件は10万円〜30万円で募集がかけられていました。
WordPressに関しては、YouTubeの動画でも学習できますし、書籍でも習得することができます。
さらに、WordPress内で扱える言語であるPHPまで学ぶことで、さらに案件の幅が広がります。
PHPは先程ご紹介したProgateとドッとインストールでも学ぶことが可能です。
4.WordPressの自作テーマを作成する
PHPを習得することで、WordPressの自作テーマーが作成できるようになります。
WordPressには、すでにデザインされたテンプレートである既存テーマがありますが、自作テーマは自らデザインして作ったオリジナルのテーマのことです。
PHPまで習得できたら、WordPressの自作テーマを実際に作ってみましょう!
自作テーマが作れるだけで案件の幅がかなり広がります。
というのもオリジナルのWebサイトが欲しいというクライアントは多いからです。
下記にWordPressの自作テーマの作り方について詳しく解説した記事を載せておいたので、ぜひ参考にしてみてください。
5.ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、フリーランスにとって履歴書のようなものです。
クライアントは、ポートフォリオを見てあなたの能力を確認し、仕事を依頼するかどうかの判断材料にします。
以下にポートフォリオのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- 信頼を得るために詳細なプロフィールを作成する
- スキルや実績を具体的に書く
- サービスの詳細と料金
- 問い合わせ窓口
- その他(仕事への思い、得意なことなど)
6.案件を獲得してこなす
ここまで来たら、あとは案件を獲得しこなすことで、フリーランスとして独立するための実力を磨きます。
以下では案件の獲得方法を3つご紹介します。
- クラウドソーシングサイト
- Web制作会社に営業
- エンド営業
方法①クラウドソーシングサイト
クラウドソーシングサイトは、仕事を依頼したい人と仕事を獲得したい人がマッチングできるサービスになります。
クライアントが提示している案件内容を確認し、自分でもできそうであれば挑戦してみましょう。
クラウドソーシングサイトのWeb制作案件を見れば分かりますが、やはりWordPress案件ばかりが目立ちます。
もちろんWordPress案件以外の仕事もありますが、どうしても単価が低くなってしまうのでWordPressは扱えるようにしておきましょう。
以下におすすめのクラウドソーシングサイトを載せておきますね。
方法②Web制作会社に営業
Web制作会社は、Web制作を専門にしている会社ですので、他の企業などから依頼された案件で溢れています。
そのため、Web制作会社に営業すれば案件を獲得することができるのです。
営業方法は基本的にはメールでの営業になります。
数十件メールしても返信がないことはよくあるので、根気強くメールを送る必要があります。
ただやはり、ほとんどの方はメール営業に消耗してしまうため、営業に労力や時間をかけたくない方は、記事前半の「お客様に選ばれる仕組み」でお伝えした方法で案件を獲得するといいでしょう。
方法③エンド営業
エンド営業とは、エンドクライアントへの営業のことです。
エンドクライアントとは、Webサイトを作りたい中小企業やサービス業のことです。
サービス業というのは、カフェや美容室、ジムなど日頃から私たちに様々なサービスを提供してくれている業者のことを指します。
エンド営業とWeb制作会社の違いを説明しておきますね。
Web制作会社への営業では、案件を獲得できたら基本的にはコーディングやデザインなどの制作だけを担当します。
一方で、エンド営業の場合は営業からヒアリングなどのディレクション業務、制作までWeb制作に関わる全ての業務を請け負うことになります。
まとめるとエンド営業の方がやることが多いということですね。
いきなりエンド営業はハードルが高いため、まずは他の方法で案件を獲得し、ある程度Web制作に慣れてきたら挑戦してみるといいでしょう!
7.フリーランスとして独立する
営業をして案件を獲得し仕事をこなせるようになったら、いよいよ独立になります。
独立するタイミングとしては、継続案件が確保できている状態で独立することをお勧めします。
毎回単発案件で終わってしまっていては、その度に営業をしなければなりません。
しかし、営業で簡単に仕事を獲得できるわけではないため、消耗してしまう上に安定して収入を得られず、生活が不安定になってしまうためです。
ですので、独立するなら仕事の心配をする必要がなくなったタイミングがいいでしょう。
Web制作フリーランスとして稼ぐ5つのポイント
ここまでで、Web制作フリーランスになる方法がお分かりいただけたと思います。
ただ、Web制作フリーランスになることは可能ですが、稼げるWeb制作フリーランスになるためには稼ぐポイントを知っておく必要があります。
以下では、Web制作フリーランスとして稼ぐポイントを5つお伝えします。
- 営業をしなくてもいい仕組みを作る
- 継続案件を受注する
- 信頼関係を構築する
- スキルを掛け合わせる
- 予算交渉をする
1.営業をしなくてもいい仕組みを作る
記事前半で、営業をしなくても案件を獲得できる仕組みを作る秘策をお伝えしましたが、ここではそれ以外の方法をお伝えしたいと思います。
その方法とは、営業だけ外注してしまうという方法です。
世の中には営業代行と言って、代わりに営業を行ってくれるサービスがあります。
それを利用することで営業する手間を省くことができ、制作業務だけに集中することができます。
ただし、外注している分コストがかかるため、コストをかけたくない方は先程お伝えした方法で営業しなくてもいい仕組みを作るといいでしょう。
2.継続案件を受注する
継続的に案件を受注できれば、安定して稼ぎ続けることができます。
継続案件を獲得するためには、クライアントと信頼関係を築くことが重要です。
クライアントに信頼してもらえることで、継続案件に繋がったり、他のクライアントを紹介してもらえたりといった可能性が高まります。
しかし、信頼関係というのはすぐに構築できるものではなく、日々のクライアントとのコミュニケーションの中でコツコツと積み上げていかなければなりません。
そのため、納期を守ったり、ミスなく業務をこなしたりと常にクライアントからの信頼を失わないことを意識して行動することが大切です。
3.作業時間を短縮する
作業時間を短縮できれば、時給単価が高くなりますし時間にも余裕ができるため、その分案件を受注してさらに稼ぐこともできます。
作業時間が長い人は、過去に書いたことのあるコードを再び何度もググって書いています。
これは非常に非効率であるので、実装したいコードをすぐに用意できる環境を整え、コピペ済ませる工夫をすることが大切です。
過去に書いたコードをまとめる場所として、Notionというサービスを使用するといいでしょう。
コードをきちんと管理しておくだけで、一気に作業効率が上がり短時間で稼ぐことが可能になります。
4.スキルを掛け合わせる
他の分野のスキルを掛け合わせることで、他者と差別化することができるため案件を獲得できる確率が高まります。
例えば、Webサイトを構築してもらうだけでなく、Webサイトに集客したいと考えているクライアントは多いです。
そのため、Web制作スキルに、Webサイトに集客できるスキルが組み合わされば案件を獲得しやすくなります。
スキルを組み合わせる場合、相性が重要になります。
Web制作と相性の良いスキルを以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
- SEO対策
- SNS運用
- 広告運用
- デザイン
既存のスキルに付加価値を加えることで、市場価値の高いフリーランスになることができるでしょう。
5.適正価格で受注できるクライアントを見つける
クライアントはできるだけ予算を抑えて仕事を依頼したいため、低価格で依頼してくるケースはよくありますが、自分のスキルに見合っていなければ予算交渉するべきです。
「自分から予算交渉をしたら、クライアントから仕事を依頼してもらえないんじゃないか」と思う方は少なくないでしょう。
しかし実際はそんなこともなく、自分のスキル感をきちんと伝えそれに応じた詳細な見積もりを提示することができれば、こちらの希望価格で案件を受注するこが可能です。
ですので、適正価格で受注することができる条件のいいクライアントを見つけると、消耗せずに稼ぐことができるでしょう。
まとめ
Web制フリーランスになるための7ステップを実行していただければ、誰でもWeb制作フリーランスなることは可能です。
ですが、稼げるようになるかどうかはまた別の話です。
本記事では様々な稼ぐためのコツをお伝えしたが、楽に稼げるようになりたいのであれば、記事前半でお伝えした「お客様に選ばれる仕組み」を作るといいでしょう。
「お客様に選ばれる仕組み」を作りたい方は、ぜひマーケティングを学んでみてください。
本記事は、フリーランスとして月収100万円以上を達成し、現在は自分の会社を持てるようになった私の経験をもとに執筆させていただいたので、必ずあなたの役に立つ内容になっています!