フリーランスとして独立手段として、Webマーケティングを選ぶ方が急増している。
その理由は、在宅でも副業で始めやすい案件が多く、特別な資格が必要ないからだろう。
しかし、フリーランスとして独立するには仕事獲得も必要だが、継続して契約を結ぶことができるほどの実力は持ち合わせておかなければならない。
本記事では、ただ単純に「フリーランス良いよ」という話ではなく、就職という選択肢も考えつつ、フリーランスという道に進むにはどうすべきかを実体験をもとに解説していく。
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Webマーケティングスキルを活用するなら独立と就職どちらが良いのか
まず、あなたがフリーランスとして独立を決めてしまう前に、就職とどちらが良いのかを判断できる材料を3つほど用意した。
『収益性』『自由度』『スキル習得度』という3つの比較軸で、就職とフリーランスを比較し、判断が明確になるように解説していこう。
1.収益性
Webマーケティング職は、区分が曖昧でどこからどこまでを定義して良いのか分からない。
しかし、就職した場合の平均年収とフリーランスの平均年収を比較することでどの程度差があるのかを大まかに知ることができる。
▼会社員とフリーランスの年収比較
就業形態 | 平均年収 |
会社員 | 434万円 |
フリーランス(専門職) | 354.8万円 |
参照元1:doda
参照元2:フリーランス実態調査 2021
上記のように、平均年収で見ると会社員の方が高いことが分かる。
しかし、会社員の場合には最低でも8時間労働を行なっている企業が多く、フリーランスに比べて稼働時間が長い傾向にある。
では、会社員とフリーランスを比較した時に自由度はどのくらいあるのか見ていこう。
2.自由度
まず、会社員と比較してフリーランスはどのくらい稼働しているか把握していこう。
▼フリーランス(専門職)の稼働時間割合
週10時間未満 | 週10~20時間 | 週20~40時間 | 週40時間以上 |
23% | 10% | 30% | 37% |
参照元:フリーランス実態調査 2021
上記の表を見ると、週20時間未満の方が33%も存在し、40時間未満だと63%にものぼる。
健全な会社員でも平日8時間稼働の土日休みが基本なため、それだけでも週40時間となる。
就労者3000人に調査した結果、会社員の平均労働時間は週45時間(参照元:日経クロステック) という統計があり、やはりフリーランスよりも会社員の方が労働時間は長いことが分かった。
また、就業時間や休みも自分である程度自由に決められるのがフリーランスの良さでもあるため、自由度に関しては会社員よりも高いと言える。
3.スキル習得度
こちらは、明確に定義できないことが多いため、経験則から解説していきたい。
私は、フリーランス経験も企業に勤めた経験も2年間ずつある。(それ以外は複数社の役員として経営経験に費やしている)
そこから得た結論をいうと、スキルの習得度は以下のような方程式で表される。
コアスキルの経験とは、Webマーケティングスキルの中でも『SEO対策』『Web広告運用』『SNS運用』などマーケティング業務を行う上であなたが専門とするスキルのことだ。
私で言えば、Webメディア運営が最も専門なので、SEO対策がコアスキルとなるわけだ。
また、業界経験とは、不動産業界などの各業界での経験で、業界知識はWebマーケティングを行う上で非常に強力な武器になる。
私の場合には、教育業界の知見が最も溜まっているため、教育関係のサービスを成長させるのに最も力を発揮することができる。
最後に、各商材のPR経験だが、多くのサービスに関わる経験があると、様々な角度からWebマーケティング戦略を立案することが可能となる。
これら3つの掛け算で、スキル習得度を測っていくと以下のようになる。
就業形態 | コアスキル経験 | 各業界経験 | 各商材PR経験 |
会社員 | 専門性が高まる | 1つの業界に対して深くなる | 1つの商材に対して深くなる |
フリーランス | 自分次第で業務範囲が広がる | 複数の業界経験ができる | 複数の商材を経験できる |
このように、会社員とフリーランスのどちらにも良さがあり、両方経験できて良かったと考えている。
あなたがどのようなキャリアを歩みたいかによって、会社員かフリーランスかを判断するのが大切になるだろう。
独立時に請け負うWebマーケティングのフリーランス案件10パターン
次に、あなたがWebマーケターとしてフリーランス案件を獲得する場合、以下のような10パターンの案件がある。
▼案件10パターン
募集内容 | 案件詳細内容 | 必要なスキル |
Webライター |
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コンテンツディレクター |
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SEOコンサルタント |
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Web広告運用・コンサル |
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Webアナリスト |
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SNS運用・コンサル |
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リストマーケター |
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LP制作 |
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UI/UXデザイナー |
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グロースハッカー |
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上記のように案件のレベルは様々だが、Webマーケティング案件は豊富にあることが言えるだろう。
ただ、どの職種も売り上げを上げるという目的は変わらないため、その点は意識したいところだ。
上記は、簡潔に解説しただけとなっているため、詳しく確認したい場合には、改めて検索してみると良いだろう。
Webマーケティングで独立するのに最低限必要な3つのこと
では、ここからあなたがフリーランスとして独立するために必要なものを解説していこう。
フリーランスは、継続的に案件獲得しなければ生活することができないため、以下の3つは必ず準備できるようにしておきたい。
1.案件獲得スキル
わざわざ言わなくても良いと思うが、案件獲得できなければ仕事をすることができない。
そのため、案件獲得スキルは必ず習得すべきスキルだ。
あまり大きな声では言えないが、スキルがそこまでなくても案件獲得ができているフリーランスはたくさん存在する。
もちろん、スキルがなければ継続案件にならないため、案件獲得をし続けないといけないが、次々に案件獲得ができれば生活を成り立たせることはできるわけだ。
2.コアスキル
何かに専門性を持っていなければ、あなたに仕事を頼みにくい。
専門的なコアスキルを持っているからこそ、あなたに仕事を依頼したいと思うわけだ。
Webマーケティングでいうコアスキルとは、SEO対策やWeb広告運用、SNS運用など各分野における専門スキルのことだ。
また、さらに専門性をプラスするなら、ある業界知識もあると良いだろう。
ある業界知識とは、例えば不動産業界の知識等のことで、SEO対策スキルと不動産業界の知識が掛け合わされると、不動産業界のWebメディア運営の案件を受けられる確率が大幅に高まる。
そういった形で、コアスキルと業界知識を掛け算できれば案件獲得がさらにしやすくなるだろう。
3.集客自動化スキル
フリーランスは、仕事獲得が重要なことはこれまで解説してきた通りだ。
実際にフリーランスがどのように案件獲得するのか統計データがあるので、見ていこう。
参照元:フリーランス実態調査 2021
上記のように、人脈やエージェントサービス、SNSを利用する方が多いように見える。
しかし、注目したいのはSNSや広告宣伝(Web)という部分で、Web集客を行なっている方も一定数いる点だ。
WebメディアやSNSといった媒体を利用し、案件獲得を自動化していることが分かる。
また、人脈に関しても営業を雇い、他人の人脈を使って集客を自動化することも忘れないようにしたい。
【最短】フリーランスWebマーケターとして独立できる戦略5ステップ
最後になったが、フリーランスWebマーケターとなるための戦略5ステップを公開していこう。
先ほどフリーランスにとって必要なことを3つ解説したが、その要素も含めて詳しく解説していく。
1.案件獲得ルートを把握する
まず、最初にどんな案件獲得ルートがあるのかを把握することが大切だ。
これはスキルを身に付ける前にやるべきことで、案件獲得のルートを把握した後にどんなスキルを身に付けるべきか考えるのが正しい。
参照元:フリーランス実態調査 2021
また、上記は先ほど引用した『フリーランスが仕事を探す経路に関する統計』だ。
これだけの手段があると把握した上で、あなたはどのような手段を選ぶか考える必要がある。
これからあなたが、コアスキルを身に付ける段階でどの手段が合っているのか、今一度考えてみると良いだろう。
2.必要なコアスキルを身に付ける
次に必要なコアスキルを身に付ける必要がある。
これは、『フリーランス案件一覧』の中で、どんなコアスキルを身に付けるべきか考える必要がある。
その案件に合わせたコアスキルが必要なわけなので、習得するコアスキルを選び、学習環境を整え、きっちりと習得するべきだ。
しかし、書籍で学習してもスキル習得は難しい。
なぜなら、書籍では具体的で実践的なノウハウは掲載されていないからだ。
そうなると、結局Webマーケティングスクールを利用することになるが、どこも30万円以上と受講料金が高く、すぐに決断ができない。
そんな課題を解決するために生まれたのが、月額制Webマーケティングスクール『Withマーケ』だ。
月額5,478円と低価格ながら、現役Webマーケターでも利用するほど深い内容の学習コンテンツが用意されている。
そのため、学習対象も『未経験者~現役Webマーケター向け』となっており、国内最大級の在籍数500名超となっている。
3.案件獲得ルートを確保する
では、スキル習得を行なった上で案件獲得ルート確保に動くことにしよう。
私の場合で言うと、Webメディア運営やWebアナリストとして仕事ができる状態だったため、そういったスキルを求めている見込み客に、私のことを認知してもらう必要がある。
そこで以下の案件獲得ルートを確保した。
- Webメディアから認知させる
見込み客が検索するキーワードを狙ってSEOコンテンツを制作した - Web広告から認知させる
地方にいるコアスキルを求めている企業に向けて広告を出した - 他者の人脈を利用して認知させる
営業担当を雇い、報酬の座組みをwinwinになるよう調整した - SNSで現状の活動を認知させる
事業者まで拡散するような配信を行った - シェアリングサービスに登録する
登録することで一定の期間で紹介を受けることができた - 採用関係のSNS(Wantedly等)を利用する
プロフィールを充実させ、積極的に応募も行う - 過去の取引先に現在の活動を認知させる
過去の取引先とも良好な関係を築いていれば紹介もあり得る
このように、見込み客に認知させるための努力を行ったことで、継続的な案件獲得に繋がったわけだ。
しかし、ただ認知させるだけでは案件獲得に繋がらないことに注意して欲しい。
その案件獲得のための詳細な学習コンテンツは『Withマーケ』で公開している。
また、無制限Q&Aサービスを提供しているため、案件獲得に困ったら現役Webマーケターにいつでも質問することができ、明快に解決することが可能だ。
4.独立前に継続案件を獲得する
ここまで案件獲得について詳しく解説してきたが、独立前に継続案件を獲得することをおすすめしている。
1社に集中して結果を出し、継続案件化することが重要だ。
独立前なので、副業的な働き方をしながらになるが、集中して案件に取り組むことでフリーランスの道が開けてくるというわけだ。
継続案件獲得をなぜおすすめするかと言うと、フリーランスはお金の不安を抱えて仕事する方が多く、そんな精神状態では仕事もうまくいかない。
メンタル面を正常に保つためにも継続的に仕事をくれる企業と密な関係を持っておくことを意識しよう。
5.案件獲得ルートを強化する
ここまでやると、案件獲得を行うことに困ることが少なくなってくるが、さらに案件獲得ルートを強化しておくことでフリーランスとしての生活を安定化させることができる。
この段階では、現状確保している案件獲得ルートの中で、案件獲得によく繋がっているルートをさらに強化することを考えたい。
例えば、営業担当からの案件紹介が多い場合には、同じ属性の営業担当者を増やし、紹介してもらえる案件数を増やしていくことが必要だ。
また、Webメディアから多少のお問い合わせがあれば、よりお問い合わせを確保できるように、メディアに掲載しているプロフィールを充実させたり、もっとアクセス数を集めるためにコンテンツを仕込むことも考えると良いだろう。
このように案件獲得ルートはフリーランスの生命線となるため、仮に仕事獲得が充実していても、継続的に集客は継続することを意識していこう。
まとめ
ここまで、実体験をベースにフリーランスWebマーケターがやるべきことを解説してきた。
経験ベースなので、多少の偏りはあるものの、Web上にはない情報を惜しみなく行ったつもりだ。
あなたがこれからWebマーケターとしてコアスキルを習得し、案件獲得に繋がることを願っている。
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