Webマーケティング職は、コロナ禍となった状況では需要が高まっている職種の1つだ。
学生だけでなく、社会人でもインターン先を探し、スキルアップを願っている方はたくさんいる。
しかし、インターンは、低価格で雇える人材として採用される側面からスキルにあまり結びつかない業務を与えられることも多い。
本記事では、「実際にインターンを行っている企業の実態」と「どのような考え方を持ちながらインターンを選べばいいのか」を解説していこう。
下記の記事では、面接時に必要な志望動機の例文を紹介しているので、ぜひ覗いてみてほしい。
Webマーケティング職のインターンで実際に任せた業務内容7選
インターン生は、良くも悪くも時間があり、色々と任せやすい傾向にある。
しかし、まだまだ社会人経験が浅く、スキルに関してはそこまで期待されていないのがリアルだ。
そういった側面から、どんな仕事内容を任せられるのか気になる方も多いだろう。
本記事では、実体験ベースでインターン生にお任せしてきた主な業務を7つ厳選してお伝えしていこうと思う。
1.Web記事の制作
インターン生に任せる業務として、一番多いのがWebライティング業務だ。
Web記事の企画をもらい執筆までを範囲とするが、企業によってはよく教えないまま「とにかく書いて学んで」というスタンスで仕事を投げている現場も少なくない。
ひたすら記事制作だけを求めている企業は、ただ労働力が欲しいだけのスキルアップに繋がりにくいインターンを行っているケースも多く、インターン先は慎重に選ぶべきだろう。
2.Web記事の編集・ディレクション
次に、Webライターとして慣れてきたタイミングで、Webライターが書いた記事を編集したり、執筆する記事の企画部分を担うディレクターポジションもある。
Webライターが書きやすいよう、環境を整えるマネジメントも含まれるため、実はきちんとやれば編集・ディレクションだけにとどまらない仕事だ。
どのように記事制作を進めていくかといった戦略部分にも触れることができるため、Webマーケターを目指している方はまず編集・ディレクションのポジションを目指すのはアリだろう。
3.有料広告運用のアシスタント
有料広告運用とは、サービス紹介ページ(LP)を制作し、お金を支払って、様々な媒体(GoogleやSNS等)に広告を出す仕事だ。
よくTwitterやInstagramで出回っている広告があると思うが、それが有料広告の一種だ。
有料広告は、様々な媒体で広告を出し、予算次第では無限に宣伝することができるため、会社の売り上げに大きく影響する。
そのため、有料広告運用の全てをインターン生に任せることは多くの場合で難しいが、LPの改善など有料広告で成果が出るように工夫を凝らすクリエイティブな仕事ができるだろう。
ただ、思ったより地味な仕事も多く、結果が出るまでに大変な準備を行う必要もあるが、
人が購買する行動を数値で明確に知ることができるポジションでもあるため、Webマーケティングスキルを身に付けるには良い経験が積めるだろう。
4.動画編集・ディレクター
近年動画市場が広がりを見せており、特にYoutubeの勢いは凄まじい。
多くの企業がYoutubeを始めており、テレビ広告よりもYoutubeだと考えている経営者もいるくらいだ。
そんな需要が高い動画編集・ディレクターだが、インターン生でも任せることがあった。
『動画編集スキル』という明確なスキル習得が見えているため、就職に繋げたい大学生には、おすすめできるインターンのジャンルだと言える。
5.クリエイティブの作成
これまで、ご紹介してきた仕事内容に関連する『クリエイティブ作成』というお仕事もインターン生にお任せする機会がある。
PhotoShop(フォトショップ)やIllustrator(イラストレーター)などの画像やイラストを制作するツールをマスターできる仕事内容だ。
1から丁寧に使い方を教えてもらえるというよりかは、調べながら依頼されたものを制作するという仕事になるが、明確にツールが使えるようになるので、スキルアップの実感を得やすい。
プロのデザイナーが扱うツールができるようになることもあり、Webマーケティング職のインターンに参加したのに、将来はWebデザイナーになりたいと考えが変わる方もいるぐらいだ。
6.分析やMAツールの導入・構築
スタートアップ企業だと、あまり人数をいないためか、分析やMAツールの導入や構築といった専門的な業務をインターン生が担っている場合がある。
多くの企業では『Googleアナリティクス』や『Search Console』といったGoogleが提供しているアクセス分析ツールを使って数値分析が行われており、仮説を立て、数値を出し、施策をどのように実行していくか考えるポジションもある。
高度な分析には、Googleスプレッドシート(Googleが開発したエクセルのようなツール)などを使いながら、様々な数値を割り出していくため、Webアナリストに必要な基礎知識は身につくはずだ。
また、MAツールとは、マーケティングオートメーションツールの略で、シナリオを作っておいて、ユーザーに合わせたコンテンツ配信を自動を行ってくれるツールの運用もある。
導入には、MAツールの基礎から応用的な知識が必要なため簡単ではないが、
MAツールが扱えるようになれば、他のWebマーケティングインターンを行っている方よりも頭1つ分飛び出すことができるだろう。
7.オンラインセミナーの企画・実施
最後は、あまりないケースではあるが、オンラインセミナー開催の企画・運営を任されることもある。
どんな内容のセミナーを企画し、どんなユーザーを集め、どのくらい売り上げに繋がるのかを常に考えながらセミナー企画を行わなければならない。
セミナーの企画内容によって、集めるべきユーザーが大きく異なるため、セミナー集客を行う担当者とはスムーズに連絡を取りつつも、どういった訴求でサービスや商品を売るか考えるのが仕事だ。
やるべきことが多岐に渡るため、指示待ち人間になってるとセミナー企画を任されることはないだろう。
Webマーケティング職のインターンに応募すべき3つの理由
Webマーケティング職のインターンは、どんな仕事を行うのか、だんだん分かってきたところで、インターンに応募する意義について解説しておきたい。
というのも、読者の中には「周りがみんなインターン参加するから自分もやることにした」という他人軸で決めている方もいるはずだからだ。
自分自身で納得した上で、インターンの募集に応募できる方は圧倒的に成長スピードも早いため、参加の意義をこの章で明確にしておこう。
1.Webマーケティング職は全業態に需要のあるスキルだから
インターンに参加するということの前に、Webマーケティングスキルの汎用性について解説しておこう。
あなたはこの先、様々な会社の採用選考に応募することになるだろう。
そうなった際に、『あなたが何を語れるのか』という部分が非常に重要になる。
あなたが、入社することで企業にどんなメリットがあるのかを具体的に説明できないといけない。
そうなった時に、Webマーケティングスキルを使って企業に貢献できることは説明しやすい。
というのも、Webマーケティングスキルは全業態に必要とされるスキルだからだ。
企業経営は、売り上げを上げないと存続できないわけで、売り上げの根幹を作っているのはマーケティングだからだ。
さらに、コロナの影響もあり、Webマーケティングスキルが非常に高く評価されるようになったというわけだ。
以上から、Webマーケティング職のインターン経験は、今後待ち受ける就活で、自分をアピールする大きな武器なることは確実だ。
2.インターン先に採用される可能性が高まるから
「よくインターン先に採用された」という話があるが、これは事実だ。
これは採用側の都合を考えた方が分かりやすいが、インターン生であれば、
どのように働くか、どんな働きをしてくれるか、ある程度分かった状態で採用できるから、期待から大きく外れることはないからだ。
つまり、インターン生を採用することと、一般応募生を採用することを比較すると、インターン生の方がハズレがないというわけだ。
実際に、インターン採用枠というのを設けている企業は多く、インターン生を選定する段階から複数回の面接を行って選別している企業もいる。
あなたもインターンを利用して就職に繋げたければ、希望している企業のインターン募集だけはチェックしておくといいだろう。
3.Webマーケティング職は数値で実績を挙げやすいから
インターン経験は、就活では特に質問されることだ。
どんな実績を挙げ、そのためにどんな努力を行ったかを説明する必要があるが、その際に数字を使った説明だと圧倒的に説得力を持たせることができる。
また、成功したことだけではなく、失敗したことに対してもどのように改善したかを示しやすいため、課題解決能力をアピールしやすいのが大きな利点だ。
成長している企業ほど『数値化された目標に対してどのように仕事を進めていくか』に向き合っている企業が多く、数字を大切にしている姿勢がアピールできれば就職成功は近いだろう。
Webマーケティング職のインターンを選ぶ際の重要な3つのポイント
ではここから、Webマーケティング職のインターン募集を選ぶ方法について解説していく。
もちろん、あなたが行きたい企業が特別にあればそちらを選び、インターン採用枠を狙っても良い。
しかし、人生全体という長い目で見た時にどのようにインターンを決めるべきか、おすすめの考え方を解説していきたい。
1.基本的にはベンチャー企業を選ぶ
インターン先の環境としては、ベンチャー企業が一番適していると考えている。
革新的なアイデアや技術をもとにして、新しいサービスやビジネスを展開する企業
これは私がベンチャーを経験したからでもあるが、ベンチャーほど課題に溢れた企業はないからだ。
課題が山積みということは、それだけ成長の伸びしろがあるというわけで、課題解決の連続だが課題の数も多いことからインターン生にも重要な仕事が回ってきやすい。
もちろん、難しい仕事が多いのも事実だが、多くのインターン生は難しい仕事すら回ってこない。
このチャンスを生かし、成果を出すことができれば、就職活動の時期にはどんな企業にも欲しいと言われる人材になれるだろう。
2.長期目線でのスキル習得を考えて選ぶ
社会に出ると、40年ほど仕事をすることになるため、インターン時期でさえ、どんなスキルを身に付けるべきかは真剣に考える必要がある。
長期的には、様々なスキルに影響するレバレッジが効くスキル習得がおすすめだ。
経験上、Webライティング能力が最もレバレッジの効くスキルで、様々なビジネスシーンでライティングスキルが大きな成果を作ってくれた。
営業・採用・マーケティングなど全ての業種に通ずるのがライティングだと言っても過言ではない。
実際に成功しているビジネスマンの多くは、ライティング能力が高く、引き付けられる文章を書くことができる。
ライティングは一例だが、就職する際の職種が明確に決まっていない場合は特に、他の業種にもレバレッジが効くスキルを選択すると良いだろう。
3.量をこなせる会社を選ぶ
インターンは、バイトではない。
インターン時代から「時給単価が低い」や「きつい仕事をしたくない」といったことを考えてしまうと、のちの苦労は目に見えている。
なるべく学生時代に、ひたすら量をこなして基礎を固められる時期とした方が企業側も欲しがる人材になれる。
量をこなすことで質が高くなるという法則を『量質転化の法則』といい、最初はどうしても量をこなす期間が必要となる。これは、一流を目指すなら例外なく誰でも通る道だから逃げられない。
人生という長い時間の中で、『どれだけ早く量をこなせるか』で『どれだけ質の高い仕事ができる時間を増やせるか』が決まってくるからインターン時期は侮れない。
また、インターン採用を行う企業側も量をこなす前提で考えてくれていた方が採用しやすい。
なぜならインターン生には質を求めることはできないが、量を求めることはできるからだ。
インターン生はぜひ、『量をこなす』という前提を頭に入れて就活に備えて欲しい。
Webマーケティング職の穴場インターン先が探せるサイト4選
では、早速Webマーケティング職の穴場インターン先を見つけていこう。
そうなった際にぜひ使用して欲しいインターン募集検索サービスがあるので、ご紹介していきたい。
1.Renew
参照元:Renew
Renew(リニュー)は、長期インターンシップに特化した求人サイトだ。
累計5,000名以上の学生が利用しており、大学1.2年生から始められる長期インターンシップを厳選掲載。
満足度93.5%・利用者の内定率3.5倍以上の「長期インターン探しの個別面談サポート」があるのも大きな特徴だ。
また、面談の担当者は、社会人経験5年以上のプロ。
経験に基づく、本質的なサポートが期待できるため、貴重な長期インターンの経験を、確実にものにしたい学生におすすめだ。
2.Wantedly
参照元:Wantedly
企業の思想を覗き見できるWantedlyは、就職先を検討する上でも参考になるサービスだ。
どんな思想を持ち、どんな活動を行っている企業なのかが詳細に記されているのに加えて、『話を聞きに行く』という申し出ができるようになっており、
インターンに応募する前に『話だけでも聞く』ということが可能だ。
また、掲載されている企業は中規模の会社が多く、ベンチャー企業が特に多い。
新しい取り組みをしている企業が多く、企業風土もかなり柔軟でインターン生には魅力的に映る企業が多数掲載されている印象だ。
3.JEEK
参照元:JEEK
JEEKは、長期インターンの掲載数No.1という特徴を持ち、『Webマーケティング職のインターン募集を選ぶ重要な3つのポイント』で解説した企業を探すのにぴったりだ。
長期インターンでなければ、量をこなすこともできないし、長期的なキャリアを考えたスキル習得も十分にできないだろう。
さらに、無料でキャリアアドバイザーにこれからのキャリアについて相談しながらインターン先を決めることができることもポイントが高い。
4.インターンシップガイド
参照元:インターンシップガイド
最後にインターンシップガイドの紹介だが、このインターン検索サービスは、大学1,2年からでも応募が可能な求人の掲載もある点が大きな特徴だ。
また、インターンシップ締め切りカレンダーというものがあり、
厳選された人気企業のインターン締め切りをまとめて記載されている機能が使い勝手がよく、締め切りを一括で把握しておきたい方には特に便利だ。
まとめ:Webマーケティング職のインターンは最高の体験になる。
インターンは人生を変えてくれるほどの体験をあなたに与えてくれる。
だからこそ、真剣に、戦略的にインターンを探し、選び、参加する必要がある。
本記事は、Webマーケティング職のインターンの参加を迷っている方向けに執筆した。
長期目線で、いかにインターンを利用して人生を変えるかという視点で解説したから、壮大な話になってしまった点もあったが、全て本質的には必要な考え方だ。
どうかあなたが、これから先のキャリアを考え、適切なインターン先を見つけられることを切に願っている。
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