「Web制作の勉強をしていてそろそろ仕事を取ってみたいけど、どうすればいいのか分からない」
近年、時代の変化が激しく将来への不安が増大していることもあり、個人でお金を稼ぐ経験をすべきと言われています。
そこで個人でお金を稼ぐ経験するために、多くの人が最初に足を踏み入れるのがWeb制作。
そのような背景からWeb制作を始めたものの、案件獲得までのイメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Web制作での仕事の取り方について徹底調査した上で、営業方法について紹介していきます。
Web制作の営業をする前にやっておきたい3つのこと
Web制作の営業をする前に、これだけはやっておきたいことを紹介していきたいと思います。
ここで、営業するための準備を整えていきましょう。
1.ポートフォリオの作成
ポートフォリオがあることで、自分自身が過去に何を作成していきたかやスキル感を相手に伝えることができます。
まずクライアントは、あなたのポートフォリオを通してどのくらい実績があるのかを見て仕事振るか決めています。
そのため、ポートフォリオがないと自分自身のスキルや実績を相手に伝えられないので、案件にも繋がっていきません。
これから初案件を取ろうとしている方は、まだ実績がないのは仕方がないと思います。
そこで、過去に作成した架空のサイトや模写したサイトをポートフォリオにまとめるといいでしょう。
ポートフォリオを作る際に、入れるべき項目として以下の通りです。
- 自己紹介
- スキル
- 作成した作品
- お問い合わせフォーム
ポートフォリオを作ったということ自体が、相手側に0からサイトを作れることを示すことができるので、必ず営業する前に準備しましょう。
2.営業文の作成
営業文を作成する上で大事なポイントは、相手の時間を取らせないように簡潔にまとめることです。
相手側は、いくつもの営業文に目を通せるほど時間がないので、いかにあなたが送った営業文を読んでもらう必要があります。
では、営業文を作る上でどんなことに注意すればいいのかというと、以下の通りです。
- 件名で何の要件かを伝える
- 経歴
- 実績・スキル
- 相手のメリット
- 稼働できる時間
- 納品予定日
- 連絡先
上記を意識して営業文を作っていきましょう。
3.Twitterでの情報発信をする
営業と聞くと自らがアプローチしていかなければならないイメージがあるかもしれません。
そこで、Twitterで発信をしていると、Twitter経由で案件が届くこともあるので、自動で案件が依頼される仕組みを作ることが可能です。
Twitter経由で案件を貰えると言っても「フォロワー数が多くないと無理なのでは」と思うかもしれません。
もちろんTwitterのフォロワー数が多いに越したことはなく、フォロワー数が多い=信頼があるという基準で案件を受注しやすくなります。
しかし、フォロワー数が少なくても日々の情報発信や実績などを継続的に発信することで、信頼を与えることができるので問題ありません。
Twitterで発信するときは、下記のポイントを意識して情報発信をしていきましょう。
- スキルはあるのか
ポートフォリオ、デザインカンプからのコーディング、模写 - コミュニケーションは円滑に取れるのか
コミュニケーションコストがかからないか
Web制作で案件を獲得するための6つの営業法
Web制作の営業を始める前にやるべきことは理解できたかと思います。
そこで、Web制作で案件を獲得するための具体的な営業方法を見ていきましょう。
1.クラウドソーシングサイトを活用する
Web制作で案件を獲得するための営業法の1つ目は、クラウドソーシングサイトの活用です。
クラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトでは、下記のように自分ができるスキルに応じて案件を探すことができます。
参照元:「クラウドワークス公式サイト」
上記のように、例えば、HTML&CSSの言語で出来る案件を探したいときに絞り込んで案件を探すことが可能です。
ただ、ずっとクラウドソーシングサイトだけを使って案件をこなしていくのはさすがに厳しいです。
なぜなら、仕事の受注者が発注者を上回っていて、仕事欲しさに単価を下げてまで案件を取ろうとしているからです。
その結果、低単価で案件をこなし続けていくことになるので、Web制作でお金をそこまで稼ぐことは難しくなります。
クラウドソーシングサイトのみから案件をこなしていくのは難しい部分がありますが、最初の実績作りには適しています。
最初の実績作りができたら、違う営業法を試して案件獲得をしていくといいですよ。
一応、ここでは有名なクラウドソーシングサイトを載せておきますね。
下記で、クラウドソーシングで稼ぐためのコツを紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね↓
2.友人・知人から紹介してもらう
Web制作で案件を獲得するための営業法の2つ目は、友人・知人から紹介してもらうことです。
他の営業法とは違ってハードルが低くできます。
例えば、TwitterやFacebookなどで「ホームページ制作ができます」と投稿するだけで、意外に反応があったりします。
友人の周りには、ホームページ制作ができる人はレアキャラだったりするので、タイミングよく友人から紹介してもらえるとほぼ案件に繋がります。
本記事で挙げている他の営業法は、どうしてもライバルが多いのでで自分を選んでもらうのに苦戦し案件に繋がらないこともしばしば。
しかし、友人・知人からの紹介はライバルがいない状態なので、受注率はかなり高いです。
3.エージェントを利用する
Web制作で案件を獲得するための営業法の3つ目は、エージェントを利用することです。
エージェントというのは、エージェントを通して案件を紹介してもらうことです。
どうしても営業が苦手でできないという方は、エージェントを利用することで営業せずに案件を獲得することができます。
紹介してもらうだけではなくて、自らも案件に応募することができます。
案件が獲得できるエージェントは、下記の通りです。
- レバテックフリーランス
案件の紹介だけではなく、自分の希望に沿った案件を見つけることができる - クラウドテック
専任で担当者がついてくれ案件の紹介をして貰える
4.営業パートナーと組む
Web制作で案件を獲得するための具体的な営業法の4つ目は、営業パートナーと組むことです。
Web制作をする上で、Web制作をしながら営業したりと大変な一面もあったり、営業しても案件を獲得できず収入面にも影響が。
さらに、どうしても話すのが苦手だったりして、営業が得意ではないという方も中にはいると思います。
しかし、Web制作でお金を稼いでいくには、案件がないと成り立ちません。
そういう時は、無理に営業をするのではなく営業ができる人に頼んでしまった方が効率よく案件を獲得できます。
もちろん、営業パートナーと組むと案件を獲得してくれた際には、営業パートナーに成果報酬としてお金を支払わなくてはいけません。
しかし、営業パートナーに頼むことで、Web制作の案件に集中できるといったメリットもあります。
周りに営業が得意な方がいない場合は、SNS等を活用して探してみましょう。
5.Web制作会社から案件を獲得する
Web制作で案件を獲得するための具体的な営業方法の5つ目は、Web制作会社から案件を獲得することです。
Web制作会社の中に、案件を多数保有しているにも関わらず、案件を捌けるほどの人手が足りていないことも。
そこで、Web制作会社からの案件を獲得できれば、継続案件にも繋がっていき収入面も不安定になることもありません。
Web制作会社に営業するには、会社のHPにあるお問い合わせフォームもしくは会社のメールアドレスに直接送ることになります。
1つ注意点として、人手が足りているWeb制作会社もあるので、募集要項に制作パートナー募集をしているかどうかをよく見てくださいね。
実際に、仕事をする前に対面で面談することもあるので、あなたの自宅から足を運びやすい地域のWeb制作会社を探してみるといいですよ。
6.エンド営業
Web制作で案件を獲得するための営業方法は、エンド営業です。
近年、コロナの影響でWebのスキルで副業したり、フリーランスになったりという働きをする方が増えていきました。
特にWeb制作者が増えたことで、Web制作者同士で仕事の取り合いが生じ、実際の案件単価より低単価で仕事を受けている人が多いです。
そこで、需要の高まっているのがエンド営業。
エンド営業とはどういうものかというと、Web制作会社やクラウドソーシングサイトを介さずに直接Web制作の案件を受けることを指します。
他の営業法と比べて難易度は高くなりますが、直接会社から案件を獲得することができるので、マージンが引かれることがありません。
ライバルが増える分、低単価で仕事の取り合いをすることもあるのが現状で、低単価で疲弊しているWeb制作者も実はたくさんいます。
低単価で終わりたくないあなたには、エンド営業は避けても避けきれないものになるでしょう。
Web制作をしていく上でこれだけは知っておくべき
ようやく、Web制作の営業をする準備がだいぶ整っていきました。
準備が整ったところで、Web制作でお金を稼いでいくと思いますが、これだけは知っておくべきことがあります。
Web制作案件はどうしても疲弊しやすい
Web制作をしていく上でこれだけは知っておくべきことは、Web制作案件はどうしても疲弊しやすいです。
Web制作でお金を稼いでいくためには、案件を獲得していかなければなりません。
案件を獲得するためにも営業が必要になっていきますが、継続案件が受注できないと新規営業をすることになり疲弊することも。
もちろん、時間をかけて新規営業をして案件を獲得できれば、収入にも繋がっていくのでいいと思います。
しかし仮に、せっかく時間をかけて新規営業をしたのにも関わらず、案件獲得に繋がらなかったらどうでしょうか。
営業をしている時間に作業ができたり、もっと他のことができたりと、営業ありきだと長期的に考えたときに疲弊してしまいます。
自ら営業しなくても案件を依頼される仕組みを作る
Web制作では、Webサイトを制作したり案件の受注のために営業をしたりと、やるべきことがたくさんあって体がいくつあっても足りません。
先ほども言ったように、営業している時間は収益が発生することがないです。
そのため、できれば新規営業をしなくてもいい仕組みを作って、時間を営業時間を省きたいところです。
そこで、自ら営業をしなくても案件を依頼される仕組みを作るのに、打ってつけなのがブログです。
ブログを通じて、Web制作のことを発信していき、ブログを見てくれるユーザーにあなたはWeb制作者だと広めることができます。
そうすると、Web制作=この人だとなり、新規営業をしなくてもクライアントから案件の依頼がくる仕組みを作るでしょう。
まとめ
本記事では、営業する前にやるべきこととWeb制作の6つの営業方法について見ていきましたが、いかがだったでしょうか。
初めての案件を獲得するのに苦労すると思いますが、本記事で紹介した営業方法を実践してまずは1つ目の案件を獲得してくださいね。
営業で獲得した案件をただこなすだけではなく、クライアントさんを満足させられるように仕事をすることが大事です。
クライアントさんの信頼を積み重ねていくことで、あなたのいい評判が広がり、他のクライアントさんからの仕事に繋がったりします。
まずは、与えられた案件をクライアントさんを満足させられるように、目の前の案件を一生懸命に取り組んでください。
今のスキルの状態で、本当に仕事を取っていいのか不安になってしまいますよね。
しかし、Web制作で仕事を取っていくには、自分から営業していかないと仕事を取るのは不可能です。