プロのWebマーケターとしてベストなキャリアはどう歩めばいいのか。
就職先をどこに決めるのか、就職後はどうするのか、といった短期目線・長期目線のどちらも求められるわけだ。
一昔前は、大企業に入ることこそ勝ち組という感じで、それ以外の会社にわざわざ入ることはしない傾向にあった。
しかし近年、あえてベンチャー企業を選んでWebマーケティング職のキャリアをスタートさせる方が増えている。
どちらがダメ、どちらが正しいという話ではないが、Webマーケティング職に関しては、多くの経験を積むことができるベンチャー企業から始めるキャリアを個人的には強くおすすめしたい。
本記事は、ベンチャー企業をあえて選び、実力のあるWebマーケターになるキャリア戦略について解説していく。
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Webマーケティング職を募集するベンチャー企業の選ぶ5つのポイント
どんな業界で業界知識をつけていくか
Webマーケティング職で就職したい時に、いきなり業界を気にするのは変だと感じるかもしれない。
普通は、どんなWebマーケティングスキルを身に付けるか考えて、企業選びを行うと思うが、それではあなたの可能性が狭まってしまう。
Webマーケターは、Webマーケティングスキルを磨く前に、業界知識に詳しいかでさらに専門性は高まるからだ。
例えば、不動産業界に詳しいWebマーケターとなれれば、不動産業界でどのようなWebマーケティング戦略を取ればいいのか具体的に分かるようになる。
このように、業界知識を持ってしてようやくWebマーケティングの専門家と言えるわけだ。
どんなスキルを磨いていく予定か
Webマーケティング職といっても、様々な領域がある。
- SEO対策
- 有料広告の運用スキル
- SNS運用スキル
- 動画メディア運用スキル
- リストマーケティングスキル
上記に記載したWebマーケティングスキルが習得すべき主なスキルとなっているが、全てを習得するのは難しい。
上記のうち、1つに特化し、専門性を高めることで専門性の高いWebマーケターとなることができる。
全ての職種に言えることだが、なんでも扱えるということは、何も扱えないのと同じだ。
1つのメインスキルに対して深い理解を持つという意識が重要だ。
だからこそ、候補となるベンチャー企業の求人を確認し、希望するスキルが仕事内容に含まれているかをチェックすることが大切だ。
自主性を重んじる風土はあるか
ベンチャー企業に入社する理由として、自主的な風土が広まっている企業が多いことにある。
主にIT業界に多い風土だが、自主的な風土だと環境につられて自分自身も自主的に行動するようになる。
というのも、人間は環境に大きく左右される生き物なので、自主性を重んじる環境であればあなたの基準値も相当高まるはずだ。
裁量労働制の文化はあるか
裁量労働制は、時間の長さで仕事を評価せず、成果で評価するという働き方だ。
なぜ裁量労働制の文化があると良いのかというと、実力主義なため、基本的に年齢に関係なく出世することが可能だ。
よくある年功序列の年齢を重ねるにつれて会社のポジションが変わるのではなく、
実力次第でどんどんポジションが上がっていく文化は、短期間で様々な経験を積める環境であることを明確に示している。
昔からある大企業では、まだまだ裁量労働制といった文化は根付いていないが、
ベンチャー企業であれば新しい考えを取り入れやすい環境が整っている場合も多く、裁量労働制を採用している会社も少なくない。
成果を出せるイメージが湧くか
最後に、あなたはこれからベンチャー企業でWebマーケティング職に就くことだろうと思う。
多くのベンチャー企業を志す入社希望の方に欠けているのは、『結果を出す』という意識だ。
「まだやったこともないのに結果なんて出せるわけがない」そう思う方もいるだろう。
しかし、受け身のスタンスでベンチャー企業を選んでいては、例え採用されたとしても将来性はあまり期待できないと考えて欲しい。
あくまでも入社前に、成果を出せるイメージが湧くほどに準備を進めるべきで、求人をチェックする段階で、少しでも『成果が出せるイメージが湧く企業』を選ぶ必要がある。
なぜ、成果が出せるかをイメージする必要があるかというと、イメージできるほど求人内容を確認しなければ、あなたに合った企業かを判断するのは難しいからだ。
つまり、成果を出せるイメージが湧くほどに求人をチェックし、入社後も後悔がないかを確認して欲しいわけだ。
ベンチャー企業のWebマーケティング職で採用される方法5ステップ
ここまで、ベンチャー企業の選び方について解説してきました。
次に、ベンチャー企業のWebマーケティング職で採用されるための具体的な方法についてステップ式で解説していきましょう。
1.求人を精査する
先ほど解説した『求人選びの5つのポイント』を参考に求人を精査していく。
なぜ最初に求人を精査する必要があるかというと、合格を目指す求人がなければ準備も曖昧になるからだ。
就職活動における求人は、いわば問題の出題範囲を教えてくれるもので、出題範囲が分からないと採用される確率は大幅に低くなってしまう。
だからこそ、あえて求人の選び方を事細かに解説したというわけなので、めんどくさがらずにやって欲しい。
ベンチャー企業の求人を検索する場合には、『doda』や『Wantedly』などがおすすめだが、
dodaはメガベンチャーの掲載も豊富、Wantedlyは働き方を重視した知られざる面白い企業が発掘できるなど求人媒体によっても特徴は様々なので確認してみて欲しい。
2.求人から準備すべきスキル習得を考える
では次に、求人から準備すべき要素を考えていこう。
参照元:doda
上記はある会社の求人だが、具体的な業務という欄には細かくどんなことを行うか記載されている。
もしあなたが、この会社の求人に応募したいと考えている場合には、業務内容に沿ったスキルの習得やスキルの証明になるものを準備する必要がある。
上記の求人を例に考えると、『SNS広告運用』『LP制作のディレクション』『分析』といった内容が記載されており、このように必要なスキルは把握できるわけだ。
つまり、SNS広告運用やLP制作、分析業務(SNS分析)に必要なスキル習得が求められている。
3.教材を間違わずに学習する
ここまでで、習得すべきスキルは決定しているが、次に行うのは『スキルを習得する』ということだ。
しかし、1つだけ重要な注意点がある。
それは、Webマーケティングスキルは抽象的なスキルで、どのように身に付けていけば良いか分かりづらいということだ。
学習するために書籍を購入して勉強すれば良いだろうと思った方もいるかもしれないが、独学で勉強できるほど実は甘くなかったりする。
というのも、書籍では一般的な知識は身に付くが、具体的な業務に活かせる内容はあまり掲載されていないことが圧倒的に多い。
書籍選びにすら苦労し、結果的に時間だけが過ぎてしまった方を何十人と見てきた。
そういった方を減らすべく、世の中にはWebマーケティングスクールが存在するのだが、30万円以上もする高額なスクールが並び、学習までのハードルがものすごく高い。
そんな課題から生まれたのが、『Withマーケ』という日本最大級の月額制Webマーケティングスクールだ。
月額5,478円という価格ながら、各専門領域で実際に成果を上げている現役Webマーケターが、現場で使える生のノウハウを講義している。
学習できる領域も広範囲かつ内容も深く、現役マーケターも学習しているほどだ。
一度、サービス内容を覗いてみても絶対に損はしないだろう。
4.実力の証明を用意する
取得すべきWebマーケティングスキルは勉強しつつ、就職活動の準備も同時に進めていくのがいいだろう。
採用担当者は、どんな人材を求め、どんなところを高く評価するのだろうか。
結論から言うと、『実務に関連する実力がある』もしくは『実務に関連するスキルに伸びしろがある』という点を高く評価する。
あなたが高評価をもらうためには、実力の証明や伸びしろがあることを、誰の目に見ても明らかにしていかなければいけない。
その証明には、以下の2つが有効だと言える。
- 副業で実績を積み上げる
- 業務に関連する資格を取得する
それぞれ具体的に解説していこう。
副業で実績を積み上げる
Webマーケティング業務の副業といっても様々なものがあるが、ステップ3まで解説してきたように、希望の就職先の企業に内定をもらうという目標に沿って実績を積み上げる必要がある。
副業的に業務委託契約という形で仕事獲得し、業務として実績を積むのも良いが、自身で1から作り出す実績がより評価されやすい。
例えば、Webメディア運営のスキルをアピールしたい場合には、自分自身でWebメディアを立ち上げ、月間1万PVほどの規模のメディアを作り出すことができれば十分評価に値する。
その他にも副業のパターンはいくつもあるので、以下の関連記事を覗いてみると良いだろう。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
業務に関連する資格を取得する
もちろん、副業での実績で十分に評価してもらえるが、倍率の高い求人に対しては資格取得で固めておいた方が万全だろう。
先ほど例として挙げた、ある会社の求人を見ながら解説していきたい。
参照元:doda
上記を見てみると、有料広告運用の知見と分析関連の知見があると判断されれば、評価してもらえそうだ。
そうなれば話は早く、『Google広告の認定資格』と『Googleアナリティクス個人認定資格』の2つの取得を行うのが効果的だ。
Google広告の認定資格は、SNS広告ではないのだが、有料広告の基礎的な知識は網羅でき、一定レベルで評価されている資格な割に取得しやすい。
また、分析ツールとして定番なGoogleアナリティクスに関する分析の知見があれば、分析の思考能力は一定レベルで評価できるはずだ。
もちろん、マグレで取得できたぐらいの知識感ではダメだが、きっちりと資格取得の勉強を行い、基礎知識を入れておくことで安心して採用面接に臨むことができるはずだ。
5.予定していた求人に応募する
ステップ4までの準備ができれば、就職することは難しくないだろう。
やるべきことは、予定していた求人に応募することだけが残されているが、関連した違う求人にも応募してみて欲しい。
おそらく勉強していく中で、「もっと良い会社を受けてみたい」という感情が湧き起こる方も少なくないからだ。
その場合には、ぜひ挑戦して欲しい。
ここまでやり遂げたなら、あなたは絶対に大丈夫だ。
自信を持って様々な企業を改めて覗いてみて、高望みをすべきだ。
ベンチャー企業にWebマーケティング職で入社した3つの理由
ここまでベンチャー企業をおすすめするのは、そもそも私がベンチャー企業出身だからだ。
実体験として、ベンチャー企業に入社したことで大きく人生が変わったと考えている。
ベンチャー企業に入社し、Webマーケティングの責任者ポジションを経験し、独立してからも多くの会社とお付き合いし、様々な会社の役員ポジションも経験してきた。
そんな様々な業務経験の中でも、ベンチャー企業で働いた日々は自分自身を大きく成長させる起爆剤となってくれた。
この章は、そんな経験をもとに、ベンチャー企業に入社した理由を改めて振り返っていきたい。
1.創業社長直下で課題解決能力が高まるから
全ての創業社長に共通するわけではないが、これまでの経験上、高い確率で無茶振りをされることが日常になる。
というのも、ベンチャー企業の創業社長は、前例のない事業を行っていることが多く、それゆえに様々な課題は発生する。
そんな環境下では、厳しい労働になるかもしれないが、課題解決能力が飛躍的に高まるのも事実だ。
1年を10年分の濃さにしたいと考えて入社したベンチャーだったが、文字通り濃い時間になってくれた。
2.様々なWebマーケティング領域を経験できるから
大手企業に入ると、狭い範囲のWebマーケティング領域の中で仕事をするだけになる。
例えば、Webメディア担当ならWebメディアのことだけをひたすら行う毎日がやってくる。
もちろん出世すれば、より広範囲なWebマーケティング領域を経験できるが、大手企業だと競争相手も多く、年功序列な文化もあり、正しく評価されるのか不安もある。
かたや、ベンチャー企業では裁量労働制で結果さえ認められれば、出世することも時間がかからない。
もちろん、それまでに多くの努力が必要になるが、努力が年齢に関係なくきちんと評価されるのはベンチャー企業だからこそ可能な風土だろう。
こうして広範囲な領域を経験することができるわけだが、マーケティング職のマネジメントポジションともなると、
営業部門やサービス開発部門などと連携を取ってそれぞれの知見も得るようにしなければならない。
そういう意味では、Webマーケティングにとどまらない営業やサービス開発の領域でも経験を積むことができる。
3.事業成長が実績になるから
極めつけは、事業成長が実績になるからだ。
まだ数人しか社員がいないベンチャー企業から数百名まで成長するベンチャー企業になった時、あなたはその事業成長を実績にすることができる。
Webマーケティング職とは、そもそも事業成長に最も貢献する職種で、会社を成長させられるかはマーケティングが上手くいくかにかかっているからだ。
もちろん、あなたは社内の中で、ある程度影響力があるポジションになければいけないが、
数名規模のベンチャー企業に入社し、100名を超えるベンチャー企業となった場合には、大手企業でWebマーケティング職に就いている方より遥かに評価される人材になれるだろう。
ベンチャー企業のWebマーケティング職で出世する方法3ステップ
ベンチャー企業では、とにかく結果を出さなければ出世することはできない。
会社から何が求められているのか、何を行ったら会社の売り上げが効率良く高まるのかを考えていくことから始めていくことにしよう。
1.与えられた目標を達成する
非常に基本的なことだが、まずは与えられた目標を達成することに全力を尽くそう。
例えば、有料広告の運用を任され、お問い合わせ数を◯%改善するという目標設定があったとする。
有料広告の運用では、主に運用方法と運用するページの改善の2つが重要となる。
そうなれば、関連するセミナーに参加したり、関連する書籍をもとに試すのを繰り返す日々になるだろう。
そうして目標達成を繰り返していくことで、あなたの社内評価はうなぎ上りとなるはずだ。
※なかなか目標達成ができないという方は、月額制Webマーケティングスクール『Withマーケ』の利用を検討してみてはどうだろうか。
現場で使える生のノウハウを惜しみなく共有する現役webマーケターこそ使って欲しいサービスとなっている。
2.担当するマーケティング領域を広げる
ある程度目標達成をし続けていれば、多少のわがままも通るようになる。
もちろん、自分勝手なわがままは通らないが、会社のために「◯◯領域の担当につかせて欲しい」といったお願いであれば、検討してもらえることが多い。
(そもそも検討すらしてもらえない場合には、他のベンチャー企業に転職すべきだと言えるだろう)
例えば、あなたがWebメディア運営を担当していたなら、有料広告の運用業務にも携わりたいといった希望を出してみると良いだろう。
希望を出す場合には、「Webメディア運営を行いつつ、有料広告の運用知見も積み上げられると、相乗的に成果を発揮できるため、業務の3割ほどを有料広告の業務に当ててみても良いでしょうか」といった提案で良いだろう。
現状担当している領域の成果をもっと上げるために、他の領域を担当してみたいという形だと誰もNoとは言えないはずだ。
3.部下を増やしてマネジメントを行う
ベンチャー企業では、自分でポジションを作っていく意識で臨むと良いだろう。
というのも、そこまで社内に人数をいない企業であれば、部署も明確に決まっていないことも多い。
ステップ2までで、様々な知見を手に入れ、担当できる領域も広げてきたあなたは、社内でスーパーマン的な存在になっていることだろう。
さらに、自分が行っているWebマーケティング領域の拡大を行うために採用を始めるべきだ。
採用といっても資金力がないうちは、多くを雇うことができないはずなので、インターンを募集する形で十分だ。
インターンを雇い、マネジメントをすることでさらに事業拡大を狙っていこう。
このマネジメント経験で、Webマーケティング領域の事業責任者としてのポジションに近くなってきたわけだ。
ここまでくれば、他社への転職活動を始めると高く評価され、大幅な年収アップも期待できるレベルだ。
何も持たないところから、マネジメントを行うまでに成長したあなたは優遇され、部長クラスのポジションを経験できるというわけだ。
次に役員としてのポジションを狙いたいところだが、会社の風土によって狙えるかどうかが大きく分かれる。
そもそも外部から優秀な人材を採用し、役員に据えていくタイプの企業であれば、部長以上は望めないと考えておいた方がいいだろう。
まとめ
ベンチャー企業を志望しているWebマーケターの卵に向け、本記事はベンチャー企業で勤務した経験をもとに執筆した。
具体的にどのようなことを考えながら、キャリアを組み立てていけばいいのか経験をもとにリアルに執筆したつもりだ。
ベンチャー企業に入社することは、今後のあなたの人生を大きく変えるターニングポイントになるかもしれない。
しかし記事中でもお伝えした通り、ベンチャー企業入社が人生のターニングポイントになるかは、あなた次第だ。
決して楽な道ではないが、エキサイティングで充実した毎日があなたを待っている、それだけは保証したい。
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