こんにちは!
株式会社グロースバリュ、シンクノ編集部です。
最近、テレビやネットはもちろん、twitterなどSNSでも、企業・個人問わず様々なキャンペーンが行われてますよね。
これらの注目が集まるキャンペーンには、「この商品を買いたい」「この企業の事をもっと知りたい」と思わせる作戦とアイデアが詰まっています。
そこで本記事では、「各企業がYoutube、Instagram、テレビCM、ツイッターを用いて行う面白いプロモーション広告」を、心理学、マーケティングなどの観点から事例とともに解説していきます。
また、本文終盤では、プロモーション広告の最新アイデアである、「ホワイトボードアニメーション」も紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
面白いプロモーション広告を作るための3つの必要条件
面白いプロモーション広告を作るためには、独創的かつ目新しいアイデアを導入しなければなりません。しかし、面白いプロモーション広告には、高い確率で以下の3つの要素が含まれています。
- シェア・参加が容易である
- 動画を用いている
- ユーザーに主体性がある
それぞれの要素を詳しく解説していきましょう。
必要条件1. プロモーションのシェア・参加が容易である
面白いプロモーション広告を成功させるには、[keikou]シェア・参加が容易[/keikou]である必要があります。
なぜなら、どんなに魅力的なキャンペーンを企画しても、それらをシェアする方法が複雑だったり、参加方法・応募方法が複雑だと、「面倒だ」「つまらない」と感じてユーザーが離脱してしまうからです。
そのため、「面白いプロモーション広告」のシェア率・応募者を増やすためには、以下のような工夫が不可欠です。
- シェア方法の最適化
- 応募フォームの最適化
- 応募条件を低くする
必要条件2. プロモーションに動画を用いている
動画を用いたプロモーション広告は、視聴者から”面白い”と認知されやすいです。これを裏付ける理由として、近年の動画プロモーション市場の急激な拡大があげられます。
サイバーエージェントの調べでは、2018年の国内動画広告市場は過去最高の約1.843億円に達し、前年比+134%の成長を記録しました。
今後も、オンラインメディアによる 動画フォーマットの拡大や、動画専門メディアの普及を理由に、動画広告市場は急速な成長を続ける見込みです。その市場規模は2019年には2,312億円、2020年には2,900億円、2024年には、4,957億円に達すると予測されています。
また、オンラインショッピングプラットフォームのAmazon・eBayは、動画広告を商品の概要として追加すると、お客様が商品を購入する可能性が最大35%アップするというレポートを発表しました。
以上の理由から、動画を用いたプロモーションは、”面白い!”とユーザに認知されやすくなっていることが分かります。
必要条件3. プロモーションにおいてユーザーに主体性がある
ユーザーに主体性があるプロモーション広告を用いることによって、ユーザーに、”面白い”と感じてもらいやすくなります。
どんなに良い広告を用いても、最終的な意思決定は、必ずユーザーに委ねられます。
そのため、ユーザーの当事者意識を高められるようなプロモーション広告を作成すると、ユーザーの購買決定率が向上します。
例えば、「#(ハッシュタグ)を付けて投稿すると企業からメッセージが送られてくる」「リツイートやいいねをするとプレゼント抽選に応募できる」など、ユーザ参加型のプロモーションは、ユーザの当事者意識を高めることが出来る良い例です。
日本国内外のプラットフォーム別の面白いプロモーション広告4選
以下では、YouTube・TV・Instagram・ツイッター、それぞれのプラットフォームで話題になった、面白いプロモーション広告を紹介いたします。
また、「なぜその広告は面白いのか?」「どうすれば参考にできるのか?」などの疑問にも答えていきます。
YouTube→Dave・東京ガス
たくさんの動画を楽しむことの出来る動画共有プラットフォームYouTube。
近年では、利用者の多さや利用者層の幅広さなどの特徴に目を付け、多くの企業がプロモーションの手段として利用しています。
nielsenによると2019年3月現在、YouTubeの利用者数は全世界で19億人を超え、日本においても、2018年12月時点での日本国内利用者数は6,200万人を超えています。
そのYouTubeで、その2020年のトレンドとなると予想されているのがロングフォームビデオです。
ロングフォームビデオは、通常のテレビCMよりも長めの1分~3分程度の動画のことで、
- 視聴者の注意を引き付けられる
- メッセージ性・ストーリー性の強い映像を作れる
- 視聴者を感情移入させられる
という特徴を持っています。ロングフォームビデオはとても面白く、視聴者を動画に感情移入させつつ、視聴者の商品・サービスについての理解をより深めることが可能です。
また、ショートムービーの形式を用いれば、面白く独創的に、商品・サービスをストーリーの中に組み込むことが出来ます。
Dave
世界的に人気の化粧品メーカーDoveも、このロングフォームビデオを使ってプロモーションを行いました。このビデオは、Doveのメインターゲットである”女性”を感情移入させるメッセージ性の強いものとなっています。
ストーリーは、カーテン越しにFBIのスケッチアーティストが、1人の女性の彼女自身を説明する情報通りに似顔絵を書いているシーンから始まります。
その後、そのスケッチアーティストは、同じ人の似顔絵を、今度は周囲の人からの説明をもとにして書き始めます。
そして、書き終わった2枚の似顔絵を並べてみると、1枚目よりも、2枚目の方が随分と美しい仕上がりになっていることが分かります。
この結果を見た被写体の女性は、「私は、他人からこんなにも美しいと思われているのか」と、涙ぐみます。
Doveはこのメッセージ性の強い動画を通して、女性ユーザーからの沢山の共感と支持を得ています。
Doveが現代社会において女性たちが感じている重圧や不安をどれだけ理解しているかを示し、視聴者に「Daveは女性を理解してくれている」という信用を与えました。
東京ガス
日本国内最大手のガス事業者東京ガスも、ロングフォームビデオを制作しています。
東京ガスの事業のメインターゲットは、家庭内で台所で家事を行ったりする主婦の方々です。このCMは、毎日息子のためにお弁当を作る母親のストーリーとなっており、当時の主婦の方々から、大きな共感を得ています。
ロングフォームビデオの持つ、
- 視聴者の注意を引き付ける
- メッセージ性・ストーリー性の強い映像を作る
- 視聴者を感情移入させる
という特性を上手く動画内に盛り込んだ動画です。
直接的に、自分たちのサービスについての解説や宣伝をするのではなく、[keikou]視聴者からの共感を得て、視聴者のファン化を達成[/keikou]した、ロングフォームビデオの代表的な成功例とも言えるCMです。
テレビCM→Apple
世界的に有名なメーカーAppleは、そのプロモーションについてもよく戦略を練っていて、いつも「面白いプロモーション広告」を企画しています。
2006年には、Windows PCに対してMacの優位性をアピールする”Get a Mac”というCMを始めました。
アメリカの大学のビジネス系の学科では、2019年現在でも、未だに良く参考に上がるほどのCMです。Apple創設者スティーブジョブズが主体的に制作に関わったこともあり、このCMには動画広告のエッセンスが詰まっています。
このCMでは、MacとWindows PCを擬人化して、MacがPCよりもどれだけ優れているかを、面白おかしく紹介していきます。
日本でも、2006年12月12日からお笑いコンビのラーメンズが出演して放映されて、「Macくんとパソコンくん」として話題になりました。アメリカ版にはなかったエピソードも追加されています。
このCMを通してAppleは、MicrosoftのPCとMacどちらを購入するか悩んでいる人々に対してのアピールを成功させました。
Instagram→Calvin klein
アメリカ発祥のアパレルメーカーCalvin Kleinは、数々の面白いプロモーション広告を打ち出し、世間から注目を集めています。
同ブランドは、2016年を若者向けのデザインと独自性を売り出すため、Instagram上で「#MyCalvins」というグローバルキャンペーンをリリースしました。
ハリウッドスターやモデル、ミュージシャンなど数々のセレブらにCalvin Kleinの洋服や下着を着用してもらい、「私は、カルバンを着て○○をする。(I ___ in #mycalvins.)」の文章内の○○を埋めてもらうという企画です。
▼ジャスティン・ビーバー(ミュージシャン)「I dream in #mycalvins(私はカルバンで夢を見る)」
出典:https://fashionpost.jp/news/51755
ハッシュタグ「#mycalvins」を上手く活用して注目を集めると共に、一般の人々のキャンペーンへの参加のハードルも下げることに成功しました。
2019年時点でのInstagramでは、ハッシュタグ「#mycalvins」を付けた投稿の数は733,501件にも上っています。
ツイッター→キリンビール
キリンビールは、2015年5月に、「淡麗グリーンラベル」リニューアル記念企画として、「イインダヨ!!グリーンダヨ!!ツイッターおにごっこキャンペーン」を開始しました。
このキャンペーンはとても面白く、参加者は3万人を超える大盛況でした。
ルールは簡単で、
「イインダヨ!」といったら、「グリーンダヨ!!」されちゃう!?
キャンペーンサイトを通じて「#イインダヨ」というツイートをし、淡麗グリーンラベル「おに」Twitterアカウントから30分以内に「#グリーンダヨ」と返信されなかったらあなたの勝ち!
買ったお客様の中から抽選で毎日100名様に淡麗グリーンラベル350ml缶6本パックがあたります。
是非チャレンジしてね!
引用:KIRIN
最終的な投稿数は57,387件に達する大盛況でした。キャンペーンに「おにごっこ」というゲーム性を含ませたところが成功の鍵です。このキャンペーンは、ユーザーに主体性があるので、ユーザーの当事者意識を高めることが出来ていました。
また、[keikou]ターゲット層が参加しやすい時間帯(20時~21時)を設定し、1時間という区切りをつけた[/keikou]ことでキャンペーンにメリハリが生まれました。
ターゲットユーザーのカスタマーエクスペリエンスについてよく考察されているキャンペーンでした。
面白いプロモーション・広告の最新トレンドはアニメーション
2019年現在、アニメーションを用いたプロモーション動画を制作する企業が増加の一途をたどっています。
商品・サービスの広告にアニメーションを用いる利点は、CMそのものよりも、商品・サービスの内容に、視聴者の意識を集中させることが出来るのが主な特徴です。
サービスの内容が複雑で伝えにくいときや、商品の説明動画を作るときなど、アニメーション動画を用いれば、余計なノイズを取り除いた、シンプルで分かりやすい動画を制作することが出来ます。
またその他にも、
- 様々な型を持つ
- 繊細な特徴を反映できる
- ページの中で目を引く要素になれる
などの特徴を持っています。
面白いプロモーションにはホワイトボードアニメーションがベスト!
続いては、冒頭でも少し触れたホワイトボードアニメーションについてお話します。
ホワイトボードアニメーションとは、「視聴者の前で、ホワイトボード上にリアルタイムで作られるアニメーション動画」です。
videosribeの発表にによれば、ホワイトボードアニメーションは、通常のアニメーション動画の特徴に加え、以下のようなプロモーション効果を持っています。
- 視聴維持率が80%(視聴者が動画を最後まで見てくれる割合)
- 通常よりも視聴者の記憶に+15%残りやすい
- 2倍以上のCVR(成約率)
- 3倍の拡散率(シェア率)
私たち株式会社グロースバリュも、ホワイトボードアニメーションの高い潜在効果に注目し、ホワイトボードアニメーションの制作を企業向けに行っています。
グロースバリュのホワイトボードアニメーション制作に興味がある方は、以下のボタンから資料をご覧ください。
最先端の面白いプロモーション広告は、企業の成功事例を参考にしよう
本記事では、「各企業がYoutube、Instagram、テレビCM、ツイッターを用いて行う面白いプロモーション広告と、それらの制作のポイント」についてまとめました。
マーケティング戦略が成功している企業を引き合いに、それぞれのプロモーション広告をこのように見ると、非常に面白いですよね!
今回ご紹介した以外にも、面白い&個人でもタメになるプロモーション広告の事例は他にたくさんあります!
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