マーケティングでは、いかに情報収集できるかが結果を大きく左右する。
どれだけ狙いをもって情報収集ができるか、それが重要だ。
そこで本記事では、実際の現場で使ってきたマーケターの情報収集法を8つ詳細に解説していきたい。
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マーケティング職の情報収集の基本は3つ
情報収集法をご紹介する前に、まず情報収集の基本について解説していきます。
私は、この基本を見落としていたことで、全然成果に結びつかなかったので必ず押さえておくことをおすすめします。
必ず情報収集の目的を明確にすること
よくある情報収集のダメパターンとして、いきなりとにかく情報を集めまくってしまうことだ。
しかし、「目的が明確にない情報収集ほど無意味なものはない」ということで、目的を明確にして情報収集を始めることは徹底していきましょう。
目的を明確にする時には、『◯◯をはっきりさせるため』の◯◯の部分を明確にすることを意識して欲しい。
例えば、『商品購入率が高いユーザーをはっきりさせるため』という感じで◯◯に入れるものが目的になります。
目的が明確になってようやくデータを扱うことができるようになります。
どのくらい情報収集するか想定しておくこと
目的がしっかりと明確になったら、今の状況に合わせた情報収集を行うことが求められる。
時間をかけて情報収集すべき状況なのか、大まかな方向性を決めるために素早く情報収集すべき状況なのか、スピードを重視するかどうかは状況によって変える必要がある。
『現状使える時間の中でどのくらいの量とスピードでやるべきか』と考えて、現状最適な方法をとるべきと言うのが、非常に重要なことだ。
- どのくらいの期間で終わらせるか
- どのくらいの情報精度(量)で結論を出すのか
上記2つのポイントをチェックし、情報収集を始める前に『いつどのくらいまで』を計画しよう。
この世の中、調べようと思ったら、いくらでも調べられてしまうし、情報量が多すぎて終わりが見えないことも多々あります。
あくまでも、目的達成を目指して最短で情報収集するのが結果を出す秘訣です。
想定できるかどうかで、情報収集がスムーズになるか決まるので絶対に準備しておきましょう。
仮説を持って情報収集を行うこと
先ほど伝えたように、目的達成まで最短で情報収集するのが結果を出す秘訣だ。
そして、最短で欲しい情報を得るためには、『仮説』が絶対に必要だ。
情報収集の時の仮説とは、『◯◯の情報が分かったら、目的が達成できる』の◯◯の部分だ。
◯◯の部分は、「おそらく◯◯が目的達成に必要だろう」という予想レベルで大丈夫だ。
このように予想しながら情報収集しないと、時間がいくらあっても足りない。
つまり、仮説があれば最短の時間で情報収集ができるわけだ。
仮説を立てて、情報収集する癖をつけると仮説の精度が上がっていきます。
仮説の精度が上がると、情報収集のスピードが上がっていきますので、仕事をスムーズに進めることができるようになります。
頻繁に使うマーケティングの情報取集法8選
マーケティングの現場では、スピードと精度が求められるため、情報収集は欠かせません。
その中で、よく使う情報収集の方法を8つにまとめて詳細に解説していきます。
1.マーケティング専門メディアの活用
まず最初に、情報収集は情報源を確保することから始まります。
いつも情報を仕入れるマーケティング専門メディアはいくつかブックマークしておくことをおすすめします。
私は今でもブックマークしたメディアのチェックは欠かさず行っています。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
メリット
マーケティングに特化した情報を取り入れるには最適な情報収集法になるはずだ。
世の中には、マーケティングの中の◯◯領域に特化したメディアというものがあるため、自分に一番必要な情報が探し出せるメディアをいくつかブックマークできると良いだろう。
「必要な時にGoogle検索すれば良いだろ」と考える方もいるかもしれませんが、Aのメディアは信頼できるけど、Bのメディアはあまり信頼できないというように、
自分自身が一番信頼できるメディアを見つけることは仕事をやっていく上で非常に重要なことだ。
デメリット
ブックマークされたメディアが多くなってくると、どのメディアを見るべきか迷ってしまう点がデメリットだ。
ブックマークの数が10くらいならまだ良いが、100くらいになると、もはや最適なメディアを探し出すのが困難になってくる。
常にブックマークは整理しておき、最適な情報を探し出せるようにフォルダ分けは必須でしておこう。
2.競合調査
マーケティングを行う時に、競合他社を意識して試行錯誤することが多いです。
「他社は◯◯をやって好調だったそうだから、うちもやってみよう」という風に他社を意識することで効率的に良いところを盗むこともできます。
メリット
競合調査の最大のメリットは、他社がやっていて上手くいっていることが調査できることだ。
競合調査を行うことで、確実性の高い戦略を立てることができ、他社よりも良いものを作ることができるようになる。
例えば、集客に必要なWebメディアを立ち上げる時に行う競合調査としては、他社メディアがどのくらいアクセスを集めていて、どのくらい記事数があるのか等の情報は非常に重要だ。
なぜなら、アクセスを集めているメディアに関しては、『なぜ多くのアクセスを集めているのか』と考えることができるし、
アクセスが集まっていないメディアに関しては、『そのメディアでもアクセスが集まっている記事を見つけて自社でも書く』ということができる。
さらに、どんなジャンル、どんな方向性で記事を書いているのか等はすごく参考になる情報になる。
このように他社メディアで運営されている戦略やコンテンツをチェックすることで、自社メディアに活かせることはないかを考えて運営に活かすことができる。
デメリット
競合調査のデメリットは明確で、調査できる内容に限界があることだ。
やっぱりどうしても分からない情報があるので、予測を頼りに仮説を立てていくことになる。
また、予測を立てるところに経験と知識が必要になるため、マーケティングを始めたばかりと方には、難易度が高いものになってしまう。
3.顧客・ターゲット分析
顧客・ターゲット分析に関しては、様々な方法がありますが、今回は自社の商品やサービスを使ってくれている顧客を分析することについて解説していきます。
メリット
既に商品やサービスを使ってくれている顧客の特徴を知ることは、今後さらに顧客を掴むための情報rとして活用することができる。
なぜなら、既に使ってくれている顧客に似た属性のユーザーを集めることができれば、結果的に商品・サービスを利用してくれる確率が高まるからだ。
事前準備として、分析できるように商品・サービスの利用者には、購入時に
- 性別
- 年齢(年代)
- 職業
- 利用目的
上記の4つは少なくとも聞いておくことをおすすめしたい。
もちろん、購入してもらうサービスや商品によって事前に仕入れておく情報は異なると思うので、商品・サービスに合わせて質問事項は用意しておこう。
デメリット
既に顧客がある程度いて、データ分析ができる環境が整っていないと顧客分析ができないのがデメリットだ。
自分の商品・サービスを購入してくれたユーザーが少なくとも100人以上いないと傾向を掴むことができないからだ(統計的には300人以上のユーザーがいないと正確にデータ分析できないと言われている)
つまり、商品やサービスを少なくとも100以上売るだけでなく、購入した顧客データも取れていないといけないため、非常にハードルは高い。
4.ブレインストーミング
アイデア発想法として使われるブレインストーミング(ブレスト)は、個人もしくは10人以下のグループで行います。
ブレインストーミングは、話し合う目的を決め、テーマに沿ってアイデアを出していくものです。
ブレインストーミングには、以下のルールがあるので確認してくださいね。
- アイデアを批判しない
- アイデアを組み合わせる
- 質より量を意識する
- 判断、決断しない
情報収集は、答えがあることばかりを探すわけではないので、他人の力を借りてアイデアを出すこともマーケティングを行っていく上では非常に重要です。
※そのため、10人以下のグループでやることをおすすめします
メリット
3人集まれば文殊の知恵と言われるように、3人集まればいろいろな情報が集まるはずだ。
普通にネット上で探すよりも重要な情報が得られる可能性も多いにある。
特に正解がない事柄に関して、ブレインストーミングは有効に活用できるため、「答えが検討もつかない」となってしまった時こそ活用して欲しい情報収集法の1つだ。
デメリット
ブレインストーミングは、意外な情報が多く見つかることがあるが、逆に正確な情報が何か分からないことがデメリットだ。
あくまで人間の頭で考えてアイデアを出すので、それが正しいかは後回しになってしまう。
もしある程度正解が決まっているものを探したいと考えている場合には、ブレインストーミングは不向きなので別の方法で情報収集することをおすすめする。
5.カスタマージャーニー
カスタマージャーニーは、顧客の動きを見える化して1枚のシートでまとめられているものです。
話し合いの場では、よく使われていて、カスタマージャーニーを見ながらユーザーの動きを想定する時に使います。
情報収集する前に『どこの数値を分析するべきか』と悩んだ時などに使ったりして情報収集に役立てています。
メリット
顧客の動きを1枚のシートで見える化できるので、頭の中が非常に整理できる。
顧客の行動を予測するためにも、なるべくシンプルに考えて答えを見つけないといけないため、複雑になりやすい顧客の行動はカスタマージャーニーを使ってシンプル化するのが重要だ。
デメリット
マーケティングの実務経験がある程度ないと、カスタマージャーニーを使ってユーザー行動を予測できないことが最大のデメリットだ。
また、こちらも予測の域を出ない情報なので、正確さには欠けるがマーケティングを行う上で重要なユーザー行動の予測が立てられるため、必ず覚えておきたい情報収集法だ。
6.アンケート調査
顧客を知るためにもアンケート調査を行うことは、非常に重要な情報収集法です。
今すぐに始められることもあり、ハードルが低く、誰にでもおすすめできる方法なのですが、少し難しい点もあります。
メリット
まず、アンケートでは手軽に必要な情報を収集できることが最大のメリットだ。
アンケートの中身を変えるだけで、様々な情報を得ることができる。
アンケート調査は、クラウドワークス等のクラウドソーシングを利用することですぐに集めることができる。
そうした手軽さが非常に人気の情報収集法と言える。
デメリット
アンケート調査は、調査方法を工夫しないと実は意味がないものになってしまう。
例えば、アンケートの質問事項が曖昧な質問ばかりだったら、曖昧な答えしか集まらない。
また、その日の気分によって答えが変わるような質問事項しかない場合にも、そのアンケート結果は無駄になってしまう可能性がある。
このように、アンケートの中身は非常に重要で、明確に答えが分かれるものを用意しないと正確なデータは得られないことも覚えておこう。
7.市場調査
『どのくらいの市場があるのか』を調べることを市場調査と言います。
つまり、自分が出す商品やサービスは世の中に需要があるものかを調査することです。
市場調査をする手法の1つとしては、Google検索の月間検索回数を調べることです。
例えば、『プログラミングスクール』が世の中にどれだけ需要があるかを調べる際に、Google検索の月間検索回数を調べます。
2021年11月現在では、月間22200回の検索があったため、ある程度需要があると分かります。(他のスクール系と比較すればどれだけ需要があるのか測ることもできます)
メリット
『そもそもこれから立ち上げる事業に需要があるのか』という情報が市場調査で分かるため、お金と時間を無駄にしないというメリットがある。
現状はどうなのかというデータなので、未来のことは分からないが、過去データを元にこれからの需要を予測することはできるだろう。
デメリット
先ほども少し解説したが、市場調査ではあくまで現在の需要が分かるだけで未来までは予測できない。
そのため、『来月に◯◯の需要が高まる』といった情報は、人間の頭で考えないと予測は今のところ難しい。
8.統計データの調査
顧客・ターゲットの情報を分析するのもすごく良いのですが、一般的にどんな傾向にあるのかという統計データを見ることも重要です。
例えば、日本の平均年収の436万円(参照元:令和元年分民間給与実態統計調査)を知っておくことで、『平均年収436万円よりも◯◯万円アップ』というように転職サービス等の訴求に活かすことができます。
メリット
政府が出している統計データは、ターゲットを知る上で非常に重要なデータとなってくれる。
例えば、美容室のマーケティングを考える時に、地域別の人口密度のデータは非常に重要なデータになるはずだ。
なぜなら美容室は、そもそも人がいなければ集客できないからだ。
こうした重要な意思決定に使える正確なデータとして使えるので、必ず確認して欲しい。
デメリット
一般的なデータは簡単に手に入るが、その中であなたのお客様になりそうな人のデータを統計データから直接見つけるのは難しい。
あくまでも日本全体でどのくらいの割合なのか、平均はどのくらいなのか、といった大きな数値でまとめられているため、自分自身で計算して細かな数値は拾っていく必要がある。
まとめ
ここまで情報収集法を8つ解説してきたが、改めてどんなものがあったのかまとめていこう。
- マーケティング専門メディアの活用
- 競合調査
- 顧客・ターゲット分析
- ブレインストーミング
- カスタマージャーニー
- アンケート調査
- 市場調査
- 統計データの調査
上記はマーケターが情報収集する上で重要かつ日常的に使うものだ。
ぜひこの機会に覚えて欲しい。
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本記事を執筆しているタテイシです。
過去に事業会社でマーケティングの責任者として勤務後、現在ではベンチャー企業2社で取締役としてマーケティングの責任者を務めています。
これまでたくさんの失敗をしてきた中で、成果が出るようになったきっかけは、情報収集の方法を工夫してきたことが非常に大きいと感じています。