そもそも記事ってどうやって書いたらいいの?
書き方の基本を学びたいけれど何から始めるべき?
特に初心者ライターにとっては、「ライティングのコツ」や「書き方の基本」を押さえることが非常に重要です。
何ごともはじめが肝心です。
ライティングは正解不正解が非常に曖昧なため、つい自己流の書き方を貫いてしまいがち。
特に、これからライターとして稼いでいきたい!という方には、ぜひこの記事を読み込んで、ライティングの基礎について学んでいただければ幸いです。
すでにライターとして活躍されている方も、今一度確認の意味で読んでいただくとよいでしょう。
意外とできていなかった部分や、今後変えていくべきポイントがきっと見つかりますよ。
記事の書き方8ステップ!ライティングの流れ
記事を書く際に何から始め、どの順序で進めていくのかを理解しましょう。
1.記事を書く目的を明確にする
記事を書くときには「何のために書くのか」を必ず明確にしましょう。
明確にすべきポイントを具体的に挙げておきましょう。
- 誰のために書くのか
- 何について書くのか
- 記事を読んだユーザーにどのような行動を起こさせたいのか
適当に書いた記事は、ほとんどの場合上記のポイントが曖昧なままになっているため、結果的に「誰の心にも響かない印象の薄い読み物」となってしまいます。
特に、アフィリエイトで稼ぎたいとお考えの方なら、記事の目的は「読者に商品を購入してもらう」ことでしょう。
この場合は、さらに目的を強く意識したライティングが必須となります。
2.競合記事をチェックする
ライターとして記事を執筆する場合、クライアントから「キーワード」が指定されていることがほとんど。
記事を執筆する前に、まず競合記事をチェックすることを忘れないようにしましょう。
- シークレットウィンドウでキーワードを検索
- 広告(「ad」と書かれているもの)を除いた上位記事を3つほど選ぶ
- それぞれの記事の中見出しをチェックし構成を確認
競合記事をチェックする目的は、もちろん「どのような記事を書けば上位表示させられるかを知るため」です。
上位3つほどの記事を細かく分析し、全ての内容を網羅する記事を書くイメージですね。
上位記事を完全に真似するだけでは、コピーに引っかかるリスクがある上に、すでに上位表示されているその記事を上回ることはできません。
上位記事の内容を網羅するとともに、プラスアルファの情報を加えるように記事をイメージしていきましょう。
3.タイトルを決める
記事のタイトルは、言わば書籍の表紙となる部分ですから、ものすごく重要度が高いです。
タイトルを決める際には、以下の条件を全て満たすことを意識しましょう。
- 見ただけで何について書かれているか誰にでも予想できる
- 指定キーワードはタイトルに含める
- 文字数は32文字を超えないようにする
32文字の文字数制限をする理由は、Googleの検索結果画面において、33文字目以降は表示されなくなってしまうから。
また、タイトルにはポイントとして数字を効果的に入れたり、【】を使用したりすることで、より興味を惹きつけやすくなります。
4.構成を作る
では次に構成を作ります。
初心者ライターの方の中には、構成を作らずにいきなり書き始める人がいますが、これは絶対にNG。
構成を先に作ることで、確実に記事の目的を意識したライティングが可能になります。
構成を作る際には先ほどの「競合記事の構成」を参考にするのが最も重要なポイント。
完全に同じ流れにするのではなく、加えるべきところ、削除すべきところは調整しながら構成を作りましょう。
ちなみに、このときに設定する見出しもタイトル同様に大切な部分。
見出しは「簡潔に」することを意識しつつ、見出しを見るだけで記事の内容がイメージできるように心がけてくださいね。
5.序文(リード文)を書く
タイトル、構成が完成したら、記事のリード文と呼ばれる冒頭の文章を書き始めましょう。
リード文はタイトルのすぐ後にくる文章で、本題に入る前の「予告」のような役割を果たす大切な箇所。
ユーザーはリード文を読んで「この記事は読んでおいた方がいいかも!」と興味をそそられ、本文を引き続き読み進めていくものです。
つまり、リード文で記事の魅力を伝えきれていない場合には、ユーザーがその時点で離脱(読むのをやめて他のページへ移動すること)してしまうため、注意が必要。
リード文を書く際のポイントは以下の通りです。
- 文字数は200〜300文字程度
- 前半に指定キーワードを含める
- 誰に向けた記事なのかを明確に伝える
- 記事を読むことで何が得られるかを明確に伝える
6.本文を書く
いよいよ記事本文を書き始めましょう。
クライアントからの依頼で記事を執筆する場合には、文体(ですます調など)などの細かな指定は先方の指示に従わなければなりません。
見出しごとの文字数は長くなりすぎないよう、300文字前後にとどめておくのがよいとされています。
本文がうまくまとまらない、ダラダラと書きすぎてしまうなどでお困りの方には、PREP法を取り入れるのがおすすめです。
- Point = ポイント・結論
- Reason = 理由
- Example = 具体例を挙げて解説
- Point = 最初と同様ポイント・結論を繰り返す
必ずしもPREP法でなければならないわけではありませんが、PREP法で書かれた文章は迷走することがなく、ユーザーにとって読みやすいものになるのは確かです。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
7.まとめを書く
まとめの文章は序文ほど重要ではありませんが、やはり綺麗に締め括られた記事はまとまりがあって美しいもの。
まとめの文章は長くなりすぎないよう、簡潔にまとめるのがコツです。
- 文字数は250前後を目安に
- 記事の要点を簡潔にまとめて記載(箇条書きもOK)
- 記事本文と内容のズレがないように注意
8.読み返す
Webライターなら、クライアント提出前に必ず記事を読み返すのは常識です。
自身のブログでも、公開前に読み返すことで、足りない部分やおかしな言い回しに気づくことができます。
自分で書いた文章を読み返すことは案外難しく、読み返したつもりでも誤字脱字にさえ気づけないケースは少なくありません。
文章を読み返す際には、記事を書き終えた直後ではなく、翌日など少し時間をおいて読み返す方が頭にスッと入りやすくなるためおすすめです。
必ず確認!ライティングの注意点
特に、ライターとして活躍したいとお考えの方には、非常に重要度の高いポイントばかりを集めているので、しっかりと理解しておいてくださいね!
誤字脱字はNG
当たり前といえば当たり前なのですが、ライティングにおいて誤字脱字はNGです。
プロとして記事を書く上で、誤字脱字があるなど絶対にあってはならないこと。
誤字脱字は、慎重に読み返すことで必ず見つけることができます。
クライアントの立場で見ると、誤字脱字のある記事をライターから納品されれば、「真剣に取り組んでくれていないのでは」と思われてしまうのも当然です。
こそあど言葉は多用しない
こそあど言葉とは、「この・その・あの・どの」などの指示語のことですが、これらを多用する文章は非常に分かりづらいです。
案外良く使ってしまいがちな言葉なので注意が必要ですね。
ライターとして記事を書くのであれば、「こそあど言葉」は極力使わないようにすべき。
「○○ベーカリーの食パンはとても美味しいと評判です。近所の人たちはもちろん、県外からもわざわざ買いに来るファンがいるほどの人気ぶり。それを食べた多くの人が、「こんな美味しい食パンは初めてだ!」と驚きの声をあげています。」
上の文章だと、「それ」が指すものが「○○ベーカリーの食パン」であることはわかりますが、一瞬少し前に戻り確認しなければならないひと手間が発生します。
特に、指示語が指す言葉がひとつ前の文章ではなくさらに前の文章の言葉を指している場合は分かりづらさがより増してしまいます。
極力こそあど言葉を使わない文章の方が分かりやすいと覚えておきましょう。
難しい漢字は使わない
漢字にするかひらがなにするかで悩んでしまう言葉は割と多いです。
どちらも間違いではありませんが、漢字よりもひらがなの方が意味が伝わりやすく頭に入ってきやすい言葉もたくさんあります。
記事においては、あまり難しい漢字は使わずひらがなにする方が良いとされています。
例えば、一部を紹介すると以下の言葉はひらがな表記の方が分かりやすいですね。
- 分かり辛い→分かりづらい
- 1年振り→1年ぶり
- 事→こと
- 物→もの
- 予め→あらかじめ
- 既に→すでに
- 是非→ぜひ
- 或いは→あるいは
- 相槌→あいづち
割と簡単な漢字も含まれていますが、ひらがなを使用することで柔らかな雰囲気で伝えることができる効果もあるため、上記のワードはひらがなを強くおすすめします。
ただ、執筆する記事のジャンルによっては、かなりお堅い雰囲気がマッチするものも少なくありません。
執筆ジャンルや掲載メディアの雰囲気に合わせて判断することも大事です。
箇条書きを適宜入れる
だらだらと文章が長くなりすぎると、読み手が飽きてしまい途中で離脱してしまうリスクがあります。
説明が長くなるときには、思い切って文章で説明することをやめてみましょう。
かわりに使用するのは箇条書きです。
ネット記事の読者は「驚くほどあっという間に興味を失ってしまう」と思っておいて間違いありません。
箇条書きは、目で見て分かりやすいため頭にも入ってきやすいのが特徴です。
説明する事項が3つ以上になるときには、箇条書きを積極的に使うとよいです。
例えば、
「筋トレのメリットには3つあります。1つ目は健康効果が期待できること、2つ目はダイエットなどシェイプップ効果が期待できること、3つ目はメンタルが強化されることです。」
という文章を、箇条書きを用いて書き換えてみると以下のようになります。
- 健康効果が期待できる
- ダイエット・シェイプアップ効果が期待できる
- メンタルが強化される
どうでしょう、箇条書きの方が格段に理解しやすいですよね。
箇条書きにすることでユーザーに要点が伝わりやすくなるため、必要に応じて適宜箇条書きを取り入れてみましょう。
句読点の位置
ライティングにおいて案外難しいのが句読点の位置です。
句点は「。」なので間違うことが少ないですが、特に読点「、」は注意が必要です。
まず、句点においてはこの1点以外、特にミスをすることはないでしょう。
「」の中の文末には句点をつけないこと。
× 私は、彼から「今日は帰りが遅くなる。」と言われたことを思い出した。
○ 私は、彼から「今日は帰りが遅くなる」と言われたことを思い出した。
一方、読点はやや難しいですね。
基本的な読点のルールはこちらです。
- 接続詞の後に付ける(そして、しかし、など)
- 音読するときに一呼吸置くところに付ける
読点の位置を間違えることで文章の意味が変わるケースもあるため、記事を読み返す際には、読点の位置で実際に1秒置いて読んでみて確認するとよいです。
例えば、「彼女は笑顔で仕事に出かける彼を見送った」という文章は、
彼女は、笑顔で仕事に出かける彼を見送った
彼女は笑顔で、仕事に出かける彼を見送った
このように、読点の位置で意味が変わってしまいます。
笑顔で見送ったのが彼女なのか、「笑顔で仕事に出かけた彼」なのかは読点の位置のみで区別しなければなりませんね。
このように、句読点はただの飾りではありません。
然るべき場所に適切に句読点が置かれているかも必ず確認しておきましょう。
コピーチェック
ライティングで間違いなくNGとされるのがコピーですね。
ライターとして引き受けた案件でコピー記事を納品してしまった日には、クライアントからの信頼を全て失ってしまうことになります。
基本、ネット記事は上位表示されている記事を参考に書いていくものなので、どうしても内容が似通ってしまう点は確かです。
ただ、完全にコピーしてしまうのと、内容を参考にしてオリジナル記事を作るのとでは全く意味が変わります。
基本、ネット上に掲載する記事は、掲載前にコピペチェックツールを用いてチェックされるケースが一般的。
ライター側も納品前にコピーに引っかからないかどうかを確認しておくと安心です。
無料ツールとしては、Copy Content Detectorが最もメジャーで使いやすいためおすすめ!
4000文字までなら何度でも無料で使用でき、判定も分かりやすいのでぜひ使ってみてくださいね。
まとめ
今回はライティングの流れと記事を書く上で注意すべきポイントについて解説しました。
ライティングは比較的自由なので、「好きに書いてもよい」と思われがちですが、実際のところ自己流では限界があります。
ここで紹介したライティングの流れに沿って記事を作成することで、基本通りの書き方を押さえることが可能です。
これからWebライターを目指したい方は、ぜひこの記事を参考に記事作成に取り組んでみてくださいね!
また、下記記事では、おすすめのWebライター講座・スクールを5つ紹介しています。
「Webライティングのスキルを身につけたいけど、どうしたらいいの?」「おすすめのスクールや講座は?」といった方は、ぜひ参考にしてください!
今回のテーマは、ライティングの基本的な流れについて。
記事を書く上で知っておくべき書き方のコツや注意点についてわかりやすく解説していきますよ!